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登山後に薬師如来と触れあう 神奈川県伊勢原市 高野山真言宗日向山宝城坊(日向薬師) 私の百寺巡礼162

日向薬師の存在を知ったのは、秩父で法養寺薬師堂での紹介文を見てからだ。日本三大薬師。そんな存在も知らなかった。
興味が湧く。よし!日帰りで行ける!実に軽い多動婆さんである。

日向薬師に行くには、小田急線伊勢原駅からバスに乗って行く。
と、ここで周りの人たちの恰好を見る。
登山用品専門店で買ったような登山靴にリュックにウエストポーチに服装に。
あ、ヤバイ。私、東京23区の平地を歩き廻る恰好で来てしまった。もちろん、ズボンにスニーカーであるが。御朱印帳も何冊か入るしっかりしたショルダーバッグ。これって、山歩きには向かないなあ。わかってはいるのだが、いいウエストポーチが見つからないんじゃああ。

伊勢原駅から乗ったバスは、日向薬師が終点だ。
バス停名から言って、近いかな?と思いきや、とにかく山を15分ほど登って行くのだ。


伊勢原市日向地区は彼岸花の名所らしい。


ここが参道入口になる。
って、えらい急な石段ですやん。

苔むした山道は滑る、滑るううう。で、山は下りの方が怖いを知るのであった。木の根っこにスニーカーを引っかけて、危ない、危ない。そのまんま、餓鬼畜生道に行くかもしれないと思った。某少年革命家の言う事には、私のような人間は、餓鬼畜生らしいので。


仁王様がお出迎え。

本堂に到着した。
見よ!この茅葺屋根。素晴らしい。


こちらの鐘楼であるが、茅葺屋根には沢山の植物。なかなか風情を感じる。


あああ、やはり弘法大師様を観ると安心するう。お大師さまの横には様々な色の彼岸花が咲いていた。


黄色い彼岸花なんて初めて見た。薄い白とピンクの模様の物も綺麗だ。彼岸花は自宅の庭やベランダで育てようとは思わない。が、お寺に相応しい花の印象がある。

ついでに、少し上に登ってみると、更に山になっていて、薬師祈願が目的というよりも完全に「趣味が山登りです!」の人たちばかりであった。
この山をひたすら登り、厚木まで行けるのだとか。
東京23区に行ったようなお気楽な恰好で来たもんで絶対にムリ!山を甘く見ちゃいけないのだ。

さてさて、本堂の中は撮影禁止なので、私個人の感想となり申し訳ない。

もちろん、御本尊は薬師如来であるが、弘法大師様、白衣観音、阿弥陀如来、十二神将などなど。多くの像があった。
薬師如来だけかと思ったので圧倒されてしまった。
本堂内の作りは無駄がない。

撮影禁止の為、神奈川新聞の写真を。


又、私の大好きな、おびんずる様も。もちろん、いつものように膝と肩をゆっくりと触ってきた。
不思議なことに、おびんずる様に出会ってから、以前は毎月何回か行っていた整体に行かなくなったのだ。肩と背中の痛みがなくなり、肩こりから来る頭痛もないのだ。

わざわざバスに乗り、更に山に登り来る価値のあるものだと思った。
ここに来られた事に感謝したい。

秋澄みて 山頂眩しき 如来さま


高野山真言宗日向山宝城坊(日向薬師)
神奈川県伊勢原市日向1644
小田急線伊勢原駅より日向薬師行きバスで終点下車。徒歩15分

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