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池の亀の甲羅干しにしみじみと 横浜市磯子区 臨済宗建長寺派霊桐山東漸寺 私の百寺巡礼84

京急杉田駅の商店街の途中の裏道に入ると、旧いお寺が観えて来る。


当山は、霊桐山と号す臨済宗建長寺派の寺院です。埋立・開発前は、東京湾に面した東向の寺で、釋迦堂から総門を通して海浜を見通せ、斜め後方に屏風浦の連なる崖が見渡せました。この景勝は鎌倉時代、多くの鎌倉五山の禅僧の偈頌に謳われ、東漸寺詩板(2枚)に残されています。
釈迦堂(県重要文化財)は、梁牌により正安3年(1301)に円覚寺の永仁再興に当った桃渓徳悟が、北条義時の次子名越朝時の曽孫宗長を大檀那として建立しました。禅宗様方三間裳階付仏殿で、創建年代の明確なものでは日本最古の建造物です。
梵鐘(国重要文化財)は、銘文によると永仁6年(1298)当時に住んでいた僧了欽が序文および銘をつくり、当時の名工物部国光につくらせました。称名寺(金沢区)の梵鐘と同形・同法量です。
五輪塔(県重要文化財)は、鎌倉時代(13世紀後期~14世紀初期)の作です。凝灰岩製で三基あります。(横浜市教育委員会掲示より)

案内板を書き写した。

北条義時の玄孫が創建した臨済宗の寺院だ。



建物も境内も素晴らしいものであった。
そして、私が心癒されたのが・・・


こちらの池で甲羅干しする亀の姿であった。


琵琶の形をした池に、美しいお地蔵様。
天気の良い日には、是非又訪れたい。


臨済宗建長寺派霊桐山東漸寺
横浜市磯子区杉田1-9-1
京急杉田駅より徒歩5分

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