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うつの予防と解消は食を正すことから~読書記録7~

薬学博士・生田哲先生の著書より。
東京薬科大学卒業後、アメリカの大学に進み、今では多くの執筆活動をされている。
主に、食べ物と脳の関係についての本が多い。

生田先生が言われているのは、「うつは脳への伝達物質のバランスが崩れて起きる。栄養不足によって起きる。毎日、口にする食事によって起きるのだから、うつは生活習慣病の一つ」という事だ。

製薬会社は巨額の広告費に物を言わせ、「うつは薬を飲んで休養すれば治る」と喧伝してきた。けれども、それで治らない人は多い。そのうえ、抗うつ薬を飲んで患者が増えていっているというのが事実だ。精神科、心療内科に通ってから「鬱が悪化した」「沢山の薬を併用したために有害な副作用に苦しむ」ケースが多発している。
現代の脳科学において、鬱の原因はまだ解明されていない。うつの心の状態は、落ち込み、悲しみ、やる気が出ない、疲労感、睡眠障害など。鬱は脳の不調によって起きる事は明らか。
では、薬で治るのか?薬は一時しのぎに過ぎない。なら、どうするか?
毎日の食事を見直すのである。菓子パンなどの食事からご飯、オートミールに変える。魚、玄米、野菜を摂ること。油を変えること。マーガリン、ショートニングなどの加工した物を辞める。などなど。鉄分もサプリではなく、食事で。旬の野菜、果物は大切。などなど一見当たり前と思われることでもあるが、現代人は出来ていないから、鬱の人が増えているのかもしれないと思った。

そして、管理栄養士の植木もも子先生によるレシピが掲載されている。

コピーしたレシピは一例であるが、植木先生は薬膳料理も研究され。身体を温める事を提唱されている。

投薬治療中心の方に是非お勧めしたい本である。

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