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江戸を知る 墨田区両国 浄土宗諸宗山無縁寺回向院 私の百寺巡礼262

両国と言ったら、国技館!

国技館とは逆の方向に歩く事しばし。


浄土宗回向院だ。
山号は諸宗山。正称は諸宗山無縁寺回向院。墨田区本所地域内に所在していることから「本所回向院」とも呼ばれている。
振袖火事(ふりそでかじ)と呼ばれる明暦の大火(1657年(明暦3年))の焼死者10万8千人を幕命(当時の将軍は徳川家綱)によって葬った万人塚が始まり。のちに安政大地震をはじめ、水死者や焼死者・刑死者など横死者の無縁仏も埋葬する。
あらゆる宗派だけでなく人、動物すべての生あるものを供養するという理念から、軍用犬・軍馬慰霊碑や「猫塚」「唐犬八之塚」「オットセイ供養塔」「犬猫供養塔」「小鳥供養塔」、邦楽器商組合の「犬猫供養塔」(三味線の革の供養)など、さまざまな動物の慰霊碑、供養碑、ペットの墓も多数ある。江戸三十三所観音参りの第4番札所であり、この馬頭観世音菩薩も徳川家綱の愛馬を供養したことに由来している。
1793年(寛政5年)、老中・松平定信の命によって造立された「水子塚」は、水子供養の発祥とされている。2月第一土曜日14時から水子塚の前にて水子総供養を、その他は隔月毎に本堂にて水子供養を行っている。
著名人の墓として、山東京伝、竹本義太夫、鼠小僧次郎吉など。 参拝客のために両国橋が架けられた。
1768年(明和5年)以降には、境内で勧進相撲が興行された。これが今日の大相撲の起源となり、1909年(明治42年)旧両国国技館が建てられるに至った。国技館建設までの時代の相撲を指して「回向院相撲」と呼ぶこともある。1936年(昭和11年)1月には大日本相撲協会が物故力士や年寄の霊を祀る「力塚」を建立した。


鼠小僧治郎吉のお墓


鼠小僧治郎吉のお墓の隣には猫塚がある。
そして、この場所が大好きな猫がいたーーーー!


アメショの梅ちゃん。

慣れていて触れるのだ。
お腹を見せてゴロゴローーー。

江戸時代に起きた災難、両国で始まった勧進相撲。
力塚は相撲取りのお墓。
ここには幾つもの無縁墓がある。江戸時代から多くの人を宗派関係なく受け入れてきたのだ。
「檀家さん以外立入禁止」みたいなお寺も多いが、こんな広い心で受け入れてくれる。そんなお寺の存在を思うのだった。

猫好きには是非勧めたい!!梅ちゃんは外にいてナデナデ出来ます!


紫陽花や 猫と気まぐれ 比べっこ


浄土宗諸宗山無縁寺回向院
東京都墨田区両国2丁目8−10
両国駅より徒歩5分

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