見出し画像

故人の意志とは?

今日は、安倍元総理の国葬であった。
私は、国葬には 賛成の立場であるが、1つだけ。
少し、遅すぎやしないか?
あまりにも日程を遅くしたがゆえに、反対派が騒ぎ過ぎたのだと思っている。
辻本清美議員だって、蓮舫議員だって、当初は「お悔やみ申し上げます」のツイートをされていた。そんな状態の時に、何故しなかったのか?
岸田様(こう呼ばないと自民党支持者がうるさいのでね)は、少しは自分のしている事の重みを感じているのだろうか?

ここで、違う話になるが、吉田茂元総理も国葬となった。
吉田茂元総理の家は、元々は、横浜市久保山にある浄土宗の寺院を開基した方である。つまり、家は浄土宗の檀家であるのだ。

吉田茂は、1967年10月22日に死後洗礼を受け、洗礼名は「ヨゼフ・トーマス・モア吉田茂」であった。10月23日東京カテドラルで密葬が行われた。長男の健一は浄土宗での葬儀を希望したが、長女の桜子、次女の和子、次男の正男がカトリック葬を希望した。東京カテドラルは、1941年10月に妻・雪子の葬儀が行われ、吉田が涙を流した場所だった。幡ヶ谷火葬場で火葬され、遺骨は大磯の祭壇に置かれた。10月31日には戦後初の国葬日本武道館で行われ、官公庁や国公立の学校半休公営競技も開催を終日取り止めた。テレビ各局も国葬実施前後に派手な番組やコマーシャルメッセージ(CM)の放送を行うことを自粛すると共に実施当日は特別追悼番組を放送して吉田を偲んだ。

戒名は叡光院殿徹誉明徳素匯大居士。遺骨は青山霊園の一角において娘婿の麻生太賀吉らと並んで葬られたが、2011年神奈川県横浜市久保山墓地に改葬された。その後、大磯旧吉田茂邸内の七賢堂に人物神として祀られている。


横浜市久保山にて。今年の3月にお参り。


浄土宗の門徒であった人なのに、死後、遺族がカトリックの洗礼を受けさせ、葬儀はカトリック教会で行われた。
確かに、妻や娘婿は熱心なカトリック教徒かもしれないが。
自分が亡くなった後は、残された人間が葬儀関係一式、宗派でさえを選ぶことがあるのだという一例を見ることが出来る。
幼児洗礼、意識不明での病床洗礼、死後洗礼。などなど、本人の自由意志のない洗礼ってどうなのだろう??
洗礼を受けていなければ愛さねーずら。と言う神さまはごめんだね、と思うのであった。

横浜市久保山にある吉田家が開基した浄土宗寺院だ。
吉上山の「吉」は、吉田から採っている。
こちらも素晴らしいじいんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?