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ホームズ少年探偵団 消えた死体事件~読書記録171~

ロバートニューマンによる「ホームズ少年探偵団」シリーズの第2作だ。

実は、私の思い込みの激しさから講談社から出ている青い鳥文庫だけをシリーズとして、読んでいた。
訳者も違っていたのだから。

しかあし!!
調べてみると、神鳥統夫=美山二郎。同一人物であった。

美山二郎のペンネームで出された佑学社からの発行が先であったようだ。
そののち、評判の良いものが講談社から出版となっている。

神鳥 統夫(かんどり のぶお、1931年1月21日 - 2007年)は、日本の児童文学翻訳家。 別筆名に美山 二郎。

順番としては、こうなる。

「ホームズ少年探偵団」(ロバート・ニューマン、美山二郎名義、佑学社) 1981、のち講談社青い鳥文庫
『消えた死体事件』 1981
『サマービル家の謎』 1982
『さらわれた少女たち』 1983、のち講談社青い鳥文庫
『ニューヨークの怪事件』 1984、のち講談社青い鳥文庫
『たくらみの家』 1985、のち講談社青い鳥文庫
『ねらわれる女優たち』 1986
『インドののろい』 1988
『犯人は少年探偵?』 1990

私は、既に青い鳥文庫から出版された「さらわれた少女たち」は読んでいた。

だが、この講談社青い鳥文庫の題名が「ホームズ少年探偵団2」となっており、紛らわしくもある。

この時に、何故、いきなりホームズが出て来なくなり、ロンドン警視庁のワイアット警部なんだろう?セーラの兄はどうしたのか?などと、辻褄の合わないことを感じながらも、ま。いっか。みたいな感じで読んでしまった。

が、ここで全て謎は解けちまった。

ワイアット警部は、この時は、頭が良すぎて上司に嫌われいつまでも平の巡査。この事件がきっかけで、刑事となっていくわけだ。
私は、「相棒」の杉下右京をイメージした。
とにかく、少年向けながらも、ハマる面白さがあるのだった。



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