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深い漢字~読書記録51~

現在、ツイキャスにて色々な作品を紹介している。
声だけの世界の難しさを感じるのだった。

昭和7年生まれ、仏教用語に詳しい五木寛之先生のエッセイは漢字をその場で書き表す必要も感じるのだ。

著書に出てきた漢字、並びに仏教用語を記しておきたい。

慈悲:御仏の心。京都で外国人に寺を案内しているガイドさんが、慈悲を「Love」と訳すことも少なくない。慈悲は、「慈」と「悲」。
「慈」は、サンスクリットの言葉で「マイトリー」という。「ヒューマニズム」と訳したらぴったりくるもの。
「悲」は、古代インドの言葉で「カルナ」。慈と対照的であって、色々、五木寛之先生が調べたところ、行きついたのが「共感共苦する心」。
「慈」というのは励まし、「悲」というのは慰めというふうに考えていいのかもしれない。

与楽抜苦(よらくばっく):生きる喜びを与え、その人の心の苦しみを少しでも軽くする。
こちらも「慈悲」が当てはまる。。。

世辞:褒めること。
「施辞」と置き換えてみると。。。
「腰を低くして発する言葉」「丁寧な言い方」と言った面も出て来る。
「布施」の言語はサンスクリット語の「Dana」で、音訳されて、「檀那」となった。転じて「旦那」ともなった。

本を読む事は楽しい。。。



 

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