御朱印のいろは
私の実家に菩提寺から送られてくる会報に、御朱印についての説明があったので紹介したい。
御朱印を頂く前に知っておきたいこと!
い:納経の証明書
印の朱色と墨の黒の対比が鮮やかな御朱印。もとは、お寺に参拝して写経を納める「納経」の証しに授けられたものでした。
お寺で御朱印を「納経印」、集印帳を「納経帳」とも呼ぶのはその為です。
今では参拝して納経料を納めることで頂ける場合が多くなりました。
又、神社でも御神体とご縁を結んだ証しに御朱印代を納めて、御朱印をいただく事が出来ます。
ろ:御朱印集めの心がまえ
近頃はカラフルな挿絵入りや期間限定など趣向を凝らした御朱印があります。そんな特別な印に出逢うのも楽しみの一つです。
でも心に留めておきたいのは、どんな御朱印も御本尊や御神体の功徳が込められたとても尊いものだということ。
単なる参拝記念のスタンプではありませんので、粗末に扱うことは避け、大切に保管しましょう。
は:功徳の詰まった宝物
御朱印の集め方に決まりはありません。四国八十八か所や西国三十四所等の霊場巡りを始め、不動明王やあ阿弥陀如来、七福神など決まった神さま仏様を巡るなど、テーマは様々です。
もちろん、足の向くまま訪れたお寺でいただくのも御本尊とのご縁です。
集印帳が御朱印でいっぱいになった時、それは世界に一つしかない宝物になっているはず。
スタンプラリーのような感覚ではなく、ご縁を大切に、と思った。
又、最近見かけるのが、ネットで、期間限定、枚数限定の御朱印の転売。
遠くて行けない、入院していて行けない、などの場合は、直接、神社やお寺にメールや電話をして手に入れたらと思う。
他人から高い金額で買うのは、個人的には合点がいかないのだ。
素敵な御朱印帳を求めるのも楽しみだ。