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「絶対ダマされない人」ほどダマされる ~読書記録292~

2015年 テレビでもお馴染みのルポライター多田文明氏のレポート。


発覚しているだけで年間400億円、1万人以上が優にダマされる「特殊詐欺」被害。電話によるキャッチセールスや押しつけの訪問販売も、単なる「オレオレ詐欺」からどんどん巧妙化が進み、「自分は絶対に引っかからない」とタカをくくっている人ほど落とし穴にハマってしまうリスクがある。急速に進化する最新の詐欺テクニックを、体当たり取材が定評の著者がモデルケースを示して詳細に解説する。


昔から詐欺師は存在していた。現代の手口というと、情報戦になるのであろうか。様々な手口を著者は多くの取材を基に語っている。

オレオレ詐欺は、もしかしたらもう古いのではないか?とも思えた。警察がしっかりと対策をしてくれているし、テレビCMなどで呼びかかている。
この本にも出てきたのだが、私は今やネットを通しての詐欺というのが多いと思っている。

インスタグラム、Twitterなどに「副業」「お金配り」などのアカウントが多数存在するが、大体は、怪しいリンクが貼られていたり、ライン登録をさせたりする。個人情報を欲しいのかもしれないが、よくもまあ、お金配りアカウントを皆さん、フォローして「お金が欲しい」とツイートするもんだと、私は感心している。

赤の他人に、本名や銀行口座を教えるの抵抗ないのかな?
だいたい、身バレしたくないから匿名アカウントなんでしょうが。


そして、これらの人たちのコメントを観ていると、本当にお金に困っている人がフォロワーさんになっている気がするのだ。
けれども、どこの誰かも知らないのに、「お金を配ります」「楽に高収入の道を教えます」「絶対に儲かる投資を教えます」とかって、信用出来るのか?

昔は、金持ちを騙してお金をというのが主だったが、今は何でもありなのだろうか。
個人情報が洩れてしまうと、名簿が廻り、吸い尽くされてしまうのだなとしり、怖い世の中だなと思うのだ。

ここを読むと、Twitterやインスタグラムで、お金配りを言うのは殆どが詐欺とわかる。

自分の事は自分で守る。警戒心が必要な時代なのだ。


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