見出し画像

野沢温泉と道祖神信仰

野沢温泉に来たのは2回目だ。
父の亡くなった地が飯山線沿いなので、飯山線沿線での宿泊先はと考え、野沢温泉を思いついたのが前回の独り旅であった。
季節は夏。野沢温泉という場所はスキーで有名であるから、冬の方がホテルの宿泊客は多いようだ。コロナ前であったがホテルは空いていた。のんびりと夜中に露天風呂に浸かり、いつかは又来たい!と思ったのだった。


前回の独り旅にて。
ネットでの嫌がらせメンバーが勤務先に嫌がらせ電話をして、もう辞めるしかないと腹を括っていた時期でもあったので、ここの温泉の温かさは忘れることが出来ない。


今回は家族も共に。我が家は個人主義なので、ホテルに荷物を預け好き勝手に行きたい所に行く。外湯廻りがメインの同行者とは違い、私は野沢菜発祥の地やら神社やらを廻ったのだ。

こちらの湯も最高だった。

で、そんな中で気がついた事がある。
宿泊施設、個人商店、個人宅、などなどに道祖神が祀られているのだ。

こちらは宿泊したホテルのロビーになる。


ホテルの廊下だ。


町を歩きながら、目に付いた場所を撮影した。
もっと本当はあったのだが失敗・・・




宿泊したホテルの支配人に話を聴いたところ、昔からのこの村の信仰の対象であったらしい。それが今なお、大事にされているのだ。
宿泊施設、商店の入口だけではなく、各家庭の中に祀られているのだそうだ。
私が個人的に思うのは、その土地により信仰する対象があるのではないかということだ。
例えば、北陸地方。石川県、新潟県では白山神社が多い。小さな鳥居だけの無人の物が殆どだが。
それは白山という聖なる山が信仰の対象となっているのではないだろうか。
石川県小松市にある那谷寺は高野山真言宗となってはいるが、白山信仰でもある。良い意味での神仏習合だ。

浅間神社は富士山が本宮であるから静岡県に多いのだが、神奈川県、埼玉県などでも小高い場所で富士山が観える所にもある。

少し前に行った逗子葉山は何気に小さな諏訪神社が多い。諏訪神社は水害、水不足などに対する祈願をするのだからか。
秩父の山奥でも小さな諏訪神社は多いのだ。多分、作物を育てるのに水不足にならないようにの祈願だろうか。

そう考えていくと、野沢温泉村の道祖神信仰。地域性を感じる。
何にしろ、今回、行きそびれた場所がかなりあるのと、集印巡りでへまをしでかしたのとあるので近いうちに又行きたいと思うのであった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?