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百田尚樹「日本国紀」の真実~読書記録354~

seベストセラー作家・百田尚樹氏の日本国紀。どのくらいの人が読んでいるのかは知れないが、百田尚樹大好きなネット保守の方は、一方の側からしか物事をみていないだろうと思う。
この本は、冷静に「日本国紀」並びに百田尚樹氏という作家を批評している。

ベストセラーとなった百田尚樹の代表作『日本国紀』。
だが、壮大な通史は出版後に大幅な修正がほどこされ、著者、出版社ともに読者への説明を拒否し続けている。
当事者が封印した「剽窃疑惑」を検証するとともに、小説家からの「引退宣言」を繰り返す著者の、安倍政権と密接に連動した政治的言動とその本質を徹底解剖します。(出版社)

まあ、私などは「日本国紀」「永遠のゼロ」なんぞは読む必要はないと思っている。が、とりあえず、図書館で借りて読んでいる。
「永遠のゼロ」については美化し過ぎ!と感じた。あれでもって戦争を美化して「靖国の英霊に感謝」とか言う若者をもネットで見かけた。まあ、大体は両親ともに戦後生まれだったりする。
そんな「永遠のゼロ」もパクリなのか。

百田尚樹という作家はネットが普及した時代だからこそ登場した、売れたのだと思った。原稿用紙に手書きの時代なら調べものも大変であるから。

日本国紀だけではなく、百田尚樹氏批判の本とみてよいだろう。


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