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年収200万円でもたのしく暮らせます~読書記録79~

2020年に発行された経済ジャーナリスト、森永卓郎氏の著書。
今後の経済の見通し。1つのバブルの崩壊。それらを独自の目線で描いている。

こちらは、息子さんで、埼玉県所沢市出身とある。

要点として、今までの日本の「東京一極集中」を問う。
「ベーシックインカム」を取り入れる。
と。
これって、日本1イケメンの知事が主張されていたような・・・
そう、森永卓郎氏は、堺屋太一先生を尊敬されているのだ。
堺屋太一なくして、大阪維新、大阪都構想ならず!!
アメリカは、ワシントン、ニューヨークと政治と経済の基盤都市が分かれている。イギリス、ドイツなどもだ。
日本の場合、東京に国会議事堂があり、大手企業ほんしゃがあり、もしも、大きな地震が襲ったら?

コロナに対しての、「自粛」に関しても、23区だけで良かったのではないか?
埼玉県の秩父、日高地方などは、2020年時点では感染者なし。
23区をロックダウンしたら、地方経済にまで及ばなかったのではないだろうか?
実は、私もそう思う。
2021年、秩父に行った時に、兄や親せきたちが皆マスクをしているので、
「感染者なんか1人もおらん田舎が、マスクなんかいるんかい!」
と、ツッコミをしたくなった。


だが、森永卓郎氏の意見に全面的に賛成出来ない点があった.。
それは、「トカイナカ」(造語である。都会と田舎の中間点で、埼玉県の事)に暮らすと、すぐに都心に出られて、家賃、土地代、物価が安い、という事を言われていた。
確かに、所沢駅は、西武線では、志村けんさんでお馴染み、東村山駅の1つ先。東京都との境であり、特急で池袋や新宿にすぐに行けて便利である。

だが!
氏は、所沢駅からは車だと言う。自宅には車が3台と。
2020年に書かれたものなので仕方ない面もあるのかもしれないが、ガソリン代が日々、高騰する現在。車は数台持つ人に
「低収入でも暮らせる」
と言われても実感がわかない。
歩いて20分ほどであるなら、駅まで歩く。或いは、バス。
太川陽介、村井美樹の番組が好きで、歩くのが当然!の感覚になっている私がいけないのだろうか?
今は、車で買い物、病院、外出もできるかもしれないが、高齢者になった時に、運転できるのだろうか?

私なら、むしろ、多少不便になったとしても、車は1家に1台で済む生活にしたい。
2つの路線が繋がり、特急が停まる所沢駅に拘る必要があるのだろうか?
私の友人に、西武線の狭山ヶ丘駅の人がいるが、駅から徒歩圏内でも、所沢駅近辺よりも家賃、固定資産税等は安い。
各駅停車しか停まらないが、近くにスーパーや病院はあるし、少し電車で行けば、池袋に行ける。

失礼ながら、車3台を日常にの時点で、庶民へのアドバイス本にはならないと思った。

そして、これは、あくまでも、お金に余裕のある方が書いた「面白い話」として読むべきで。(年収の低い方は外食やら出前やらAmazon利用など縁遠い)
本当に節約したい人は、ネットで。と思ったのだった。

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