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芭蕉物語~読書記録264~

東京大学名誉教授で国文学者の麻生磯次氏による松尾芭蕉の伝記本である。

私は、こちらの本を図書館の小学生向けの伝記コーナーで借りた。
難しい地名や人名にはふりがなもあり、わかりやすく書かれた本であるが、内容はとても濃く、芭蕉の生涯が詳しくわかったのだ。


伊賀の上野で生まれ、京都に出て俳句を習い、その後江戸に。

芭蕉は今でいうとアスペルガー症候群なのではないだろうかとも思うのだ。
結婚なんぞに興味はない。好きな俳句だけして、生活する上での必要な事は弟子にお任せ。
実際、奥の細道の旅も同行した曾良がいないと成り立たなかったのではないだろうか。

芭蕉もはじめは、世の中に交わって生きようとし、世間普通の幸福を求めようとしました。江戸へ出てからも、そういう気持ちがなかったわけではありませんでしたが、俳諧に深入りするようになってから。どうも自分には世間並みの生活は出来ないような気がしてきました。(本書より)

この本で知ったのだが、滋賀県大津市は、松尾芭蕉のゆかりの場所が多いのだ。そして、滋賀県庁の近くにある膳所駅。
なんと!!この駅前に芭蕉の句碑もあったのか。
3/10に膳所の駅を利用している。

(京都駅に出るに当たり、今回は京阪線膳所駅で降り、JR膳所駅へと乗り換える。目の前にある為、こちらは迷わない。ぜぜとは読めなかった… 滋賀県大津市。 ゴイゴイスーです!
しかも、ここは京都府なのかと思い、JR膳所駅のホームで近くにいた高齢者男性に
「ここはどこ?」
と聴く始末でもあった。ああああ、ボケ予防の御守りの効き目は何処に?
滋賀県大津市だと親切に教えて頂いた。
お礼と共に、ゴイゴイスー!と津田のギャグをして滑る。。。)
と、こんなことを書いていたのだが、膳所駅前のロータリー、タクシー乗り場のすぐ前に、芭蕉の句碑があったのだ。
近くには、芭蕉の墓もある。

気分は、こんな・・・

ということで、又、滋賀県には行かねばならない。

この本に出て来る俳句に著書の心のこもった解説。
いずれも、その詠まれた場所に行きたくなるものであった。


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