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ひとり老後、賢く楽しむ~読書記録84~

2019年に書かれたエッセイスト岸本葉子さんのエッセイ。

私は30歳前後の頃に、岸本葉子さんを知り、それ以来のファンである。


ずっと、本名だと思っていたのだが、実はペンネームであったようだ。

こちらの本では、50代から90代の方々にインタビューし、それを岸本葉子さんが上手に嚙み砕いて描かれている。上手いな、やはり。

まだ30歳頃から老後の心配をされていたという岸本葉子さん。
この本を書かれた時には58歳。自宅を老後に備えてリフォームするなどされている。
私からしたら、早いんじゃないかな?とも思うのだが、慎重な性格なのだろう。
それから、独身、一人暮らしというのもあるかと思う。
だから、この本は表題の通り、「ひとり老後」の観点から観るのがよいのだ。
しかあし!!
本書にもあるが、人はいつかは1人になる。家族に先立たれたり、先に病気や事故で逝ったりと。だからこそ、独りで老後を快適に暮らす事の大切さをしみじみと思った。

そして、人も、社会も、その時代によって変化する。例えば、この本が出された2019年には、翌年に外食や外出が大変になるとは思われなかっただろう。
そのような変化に、しなやかに対応すること。

人生100年時代。70歳などまだまだ若い。いくら貯金があるかよりも、働けることが何より。
そして、面倒な人間関係も整理。(これは、私はTwitterでの相互フォロー規格によるやり取りがないのにツイートに流れてくるアカウントを整理していくことにした)
色々教えられる書であった。

興味のある方は。どうぞ。



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