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ハマのドン~読書記録383~

2023年 ジャーナリスト松原文枝氏による著書。


政権中枢が推し進める横浜市へのカジノ誘致に対し、これを阻止すべく人生最後の闘いに打って出た91歳“ハマのドン”こと藤木幸夫。
そこには横浜のみならず全国の港湾を束ねる者として、「博打は許さない」という信念があった。
カジノの是非について住民投票を求める市民の署名は二〇万筆近くに上ったものの、市議会では否決。
決戦の舞台は2021年夏、横浜市長選となった。菅首相はじめ政権総がかりで来る中、藤木と市民との共闘のゆくえは――。
国内外で高い評価を得たドキュメンタリー制作の舞台裏を明かす。

松原文枝(まつばら ふみえ)
テレビ朝日ビジネスプロデュース局イベント戦略担当部長。
1992年政治部、経済部記者を経て、『ニュースステーション』『報道ステーション』ディレクター。
2012年からチーフプロデューサー。
15年に経済部長、19年から現職。報ステ特集「独ワイマール憲法の“教訓”」でギャラクシー賞テレビ部門大賞、「史実を刻む」などドキュメンタリーではアメリカ国際フィルム・ビデオ祭銀賞、放送人グランプリ優秀賞。
2020年放送ウーマン賞。専修大学文学部ジャーナリズム学科特任教授。


まあ、単純に言うと、横浜市のカジノ法案を阻止した1人の英雄を讃える。そんな本になっている。

だが、本当はどうなのだろう?
実は、横浜市は「ふるさと納税」に寄付という名の住民税移管をかなりの人がしている。つまり、税収が少なくなってきているのだ。その辺を鑑みての、菅義偉先生が考えたカジノ法案だったと思うのだが。
大阪、その他でもカジノ誘致の案はあったものの、全く今はそんな話も聞かない。日本には向かない娯楽なのだろう。

この本にしても、一方的な視線で描かれていると思う。筆者が元朝日系列の記者ということもあろうが。

東京新聞なんぞ、イソ子以外に記者がいるの?と思うような偏った新聞だ。

現在の横浜市長は本当にお飾りだ。藤木氏らは、よく自分に都合よく動いてくれる人間を見つけてきたなと敬服する。

数日前の写真であるが、可哀想なくらい市長選の時に比べ、やつれはてている。自分の言葉では何も言えないのだろう。
ドンと呼ばれる人間が支配する港町。それが横浜なのだ。


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