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【デュエマ】ファー!?強い強い新カードと甘くないドルゲーザの現実

はじめに:ジャイアント快進撃

読者諸君はデュエマに於いて好きな種族はあるだろうか。私はジャイアントとシノビ、要は【シノビドルゲーザ】がお気に入りなのである。とりわけ思い入れのあるカードはやはり『剛撃戦攻ドルゲーザ』であり、“令和のドルゲーザ珍道中”という記事では、「シノビたちは環境の高速化に置いて行かれたものの、ジャイアントデッキには『ドルゲーザ』がまだ必要だ!」ということを主張すべく意気揚々とキーボードを叩いていた…が、またしても事態は一変した。否!これ以降も大きく変わっていくことが明白であるが、既に変わりつつあるのだ。具体的に言えば、9月16日に発売を控えているDM23-RP3 アビス・レボリューション 第3弾 「魔覇革命」に収録される新規ジャイアントたちが先行公開されている分だけでも強力すぎるのだ。本記事ではそれらの新カード紹介の体裁をとりながら、『ドルゲーザ』の置かれている地位についても触れていきたい。

先述の記事↓


『チアスペース アカネ』


謎のマスクをしているのが心配になりますね。

・まずは少し前から公開されていたこのカードから。こいつに関しては“令和のドルゲーザ(ry”の記事を執筆中にすでに公開されており、十分強力なカードであることはわかっていたが、新弾発売後に紹介しようと思っていた。(が、事態が変わったため急いで投稿することにした。)

・能力を要約すると「Gストとマッハファイター持ちのどんなジャイアントからでも革命チェンジできる、フェアリーシャワー内蔵クリーチャー」である。

・基本的には『フェアリー・シャワー』と同じで、マナを伸ばしながら手札も減らないというシンプルに便利なカードであるが、これが革命チェンジで飛んでくるというだけで十分過ぎるほどに強力である。個人的には『チアスカーレット アカネ』のマッハファイターでのアタック時にチェンジして、5000火力で殴りつつ『フェアリー・シャワー』と「ジャイアントメイクレイド8」で圧倒的リソース差をつけるというだけでおそらく次かその次のターンには勝ち確定というほどに場を整えることができる。また、『チアスカーレット』のメクレイド用の生贄としてチェンジ先のコイツも指定できるため場に『チアスカーレット』しかいない状況からメクレイド(とおまけの『フェアリー・シャワー』)まで漕ぎ着けることができるようになってしまった。

・こいつ自身も「マッハファイター」をもっていることも優秀さに拍車をかけており、最悪5マナで手札から召喚しても5000以下除去や、後に召喚する革命チェンジの元として十二分に活躍してくれる。

・極め付けはヤケクソとしか思えない「Gストライク」。このカードを採用するということ自体のリスクが激減するこの能力のおかげで、多少の受け札の枠をコイツに入れ替えても受けがあまり疎かにならないというのはもはや他のカードたちから嫉妬されても良いレベルである。具体的には『ナ・チュラルゴ・デンジャー』のような(他のこともできるが)単に受け札として採用していたカードをコイツに変えると、なかなか強気に攻めることのできる構築に早変わりするだろう。

『五番龍 レイクポーチャー ParZero』


色々な要素から可愛さが感じれる一枚。そうですよね?(圧)

・続いては世間的な騒がれ方で言えば、今のところ新弾トップクラスな一枚。

・能力は要約すると、「ジャストダイバーで場持ちの良い5コスのジャイアントで、ブロッカーも持っている、おおむね『勝太&カツキング』」といった感じだ。

・コイツの能力でまず目につくのはやはり一番下の『ドンドン吸い込むなう』みたいなやつだろう。『ドン吸い』や『カツキング』との相違点で言えば、6枚見た中から2枚回収できるというところで、サーチ性能は段違いである。バウンス効果は多少使いにくくはなっているが、手札からカードを見せれるので、回収した2枚でなくてもいいという点は優秀だが、実はジャイアントにあまり強い3コストのカードが多くないため、相手の『デドダム』や『ボンキゴマイム』には触れづらい。こいつを採用するなら『氷打の妖精 / 巨打設計図』を採用するのはありかもしれない。

やっぱりイラストアドは圧倒的Tier1

・またジャストダイバーとブロッカーがあるため、出したらひとまず最低限の働きが保証されている点も大きい。特に除去されにくいというのは“革命チェンジ元にピッタリ!”という公式の思惑通りであろうが、その通り弱いわけがない。チェンジ先としては新たな『銀河竜 ゴルファンタジスタ』はもちろん、個人的には『時の法皇 ミラダンテⅫ』が相性が良いのではないかと踏んでいる。

・『ドルゲーザ』の話をさせてもらうと、コイツが一番の脅威である。以前『氷打の妖精 / 巨打設計図』の呪文面の3枚ドローは少ないという旨のことを述べたが、6枚まで行けば流石に話は別である。6枚全てドローできるわけではないにしろ、その場で欲しいカードというのはせいぜい2、3枚であろうから、正直十分なスペックなのである。また、新たな革命チェンジ持ちのジャイアント達が軒並み多色であり、青単色ジャイアントの需要が上がっていることも『ドルゲーザ』をジャイアントデッキからさえも引きずりおろそうとしているのだ…先述の通り、除去できるコストも加味して『氷打の妖精 / 巨打設計図』を採用するならリソースの基盤は『ドルゲーザ』がいなくても盤石なのかもしれない…『ドルゲーザ』にもなんらかのリメイクや強化が望まれるばかりだ。(最悪シンパシーとドローの枚数計上対象にタマシードも含められるようになってついでにGストライクがついた、『ドルゲーザGS』みたいなものでもかなり嬉しいのだが…)

『銀河竜 ゴルファンタジスタ』


デュエチューブの紹介動画より
https://youtu.be/jRrXviUBUeQ?si=oysQrcbB5-Uq4Tz4

・今回の記事を書こうと思った最後の一枚。皆んな大好き『ゴルファンタジスタ』が帰ってきた姿。

・能力はざっと、「5コス以上のジャイアントからチェンジできるT・ブレイカードラゴンで、ブロックまで止められる『ボンキゴマイム』っぽい妨害効果と、実質的に自軍のパワーラインを底上げできる効果を持っている」といった感じ。

・強化版『ボンキゴマイム』のような効果は弱いはずがなく、まさに今の【ジャイアント】がもっとも求めていた即時打点に対する解答札である。これまでの【ジャイアント】では、盤面をマッハファイターで取ることは比較的動きの中に取り込めたのだが、それでも相手の手札にスピードアタッカーがいないことを祈りながらガラ空きのままターンを渡すこともしばしばであった。しかしこのカードの登場で盤面をお掃除した後に確実に蓋をできるようなカードが、しかもお手軽に出せるということでこれからの【ジャイアント】の切り札となること間違いなしの一枚である。(動きだけ見ればさながら【デッドダムド】である。)ちなみに何故かブロッカーまで防げるので天門には強く出ることができる上、効果がかかるのが「次の自分のターンの初めまで」であるため、相手の盾からうっかり踏んだ『クロック』にしれっとダイレクトアタックされる心配もなくなった。(これはもはや強力なトリガーケアと言って差し支えない。)

・最後のバトルを肩代わりできる能力も強力で、マッハファイターでありながらパワーの単純に高いわけではない2人の『アカネ』のパワーを実質的に13000まで底上げでき、『チアスカーレット』がメクレイドのためにパワー負けする相手に自爆特攻したときにメクレイドでコイツが出せたら盤面に蓋をしながらバトルにも勝てる上、別にメクレイドで出さなくても2人の『アカネ』からチェンジできるため本当に相性が良い。

・Tブレイカーも優秀で、コイツがいる状況下では積極的に殴るプランを取りたいが、そんなときには打点としても活躍する。そして何よりコイツも水の5コスト以上のドラゴンであるため、『ミラダンテ』にチェンジできる!(状況によっては『ラフルルラブ』でも良いが)コイツの存在のおかげで遂にジャイアントは攻めの姿勢を取れるようになった、まさにジャイアントの首領の何恥じないスーパーカードである。

さいごに:サンプルデッキリスト

詳しい構築記事は新弾発売以降に執筆しようと思うが、今の所思いついたデッキリストを載せておく。
※アジサイ-2 → チアスペースアカネ
※切札勝太&カツキング → 五番龍 レイクポーチャー Par Zero
※流星のガイアッシュカイザー → 銀河竜ゴルファンタジスタ 

読者諸君の新カードに対する意見もお待ちしている。また是非他の記事も読んでいただければ幸いである。

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