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ぴかぴかクソデッキ vol.03 -無限氷焔世紀ゲッテルデメルング-
※以下の条件を満たしたマスターの閲覧推奨
・第2部 第3章「Lostbelt No.3 人智統合真国 シン 紅の月下美人」をクリア
親曰く、幼少期からマイナーカードばかり使っていた。
買い与えられた構築済みデッキには見向きもせず、「アクアの合唱」を擦り倒しては出来もしないデッキを妄築していたらしい。
三つ子の魂百まで、未だにカテゴリからスタートすることが苦手である。
(前回のデッキも「妖眼の相剣師」一枚からスタートしていた)
そもそも、元々デッキ構築がそんなに好きではない(嫌いというわけでなく、プレイ:構築の割合が8:2くらいという話である)。正確に言えば、デッキが0の状態を80にするより、現状91のデッキを95にする方が好きなのである。
そんな性分もあり、カテゴリに属しておらずデッキとして成立しにくい顔の良い女のカードが出なければ新しいデッキを組もうともしない。
逆に言えば、カテゴリに属しておらずデッキとして成立しにくい顔の良い女のカードが出ればデッキを考え始めるのだ。
久々のSSRが、やる気ガチャの天井を叩いた。
■1.妄想編
クソデッキ、迷走。
「倶利伽羅天童」のポテンシャルは高い。現代遊戯王においてモンスターが妨害効果を使ってくることは日常茶飯事で、そのモンスターを処理しつつ厄介なモンスターを逆利用出来る点は主軸に据えるだけのパワーは感じる。
手札からうっかり落とすだけで相手の展開を抑制出来る可能性すらある。捨てる必要の無い増Gと言っても過言ではない。
最早サーチするだけで強いとも言えるこのカードだが、流石にデッキにするために軸となるコンセプトは決める必要がある。
やはり、顔の良い女を活かすには、顔の良い女のテーマを使うしかない。
通常罠を再利用出来るこのテーマで、
・倶利伽羅天童を出す
・相手ターンに強制脱出装置で倶利伽羅をバウンス
・ラビュリンスの効果で除去
・次のターンに強制脱出装置を回収
なんか出来なさそうという点を除けば実に理に適ったコンセプトだ。
毎ターン倶利伽羅天童どうやって出すのかという些末な問題があるのと、このテーマを使うに当たってとある不安がそこはかとなく感じるがおそらくなんとかなるだろう。
となるとやはり召喚条件がどうしても気になる。わざわざ出させてくれるか? ということである。なんなら、相手のデッキに条件を満たせるモンスターが一枚も入っていなかったら完全に腐る。主軸というからには全てのデュエルで最大限活用したい。
送りつけるしかない。
幸い、同じパック内に送りつけカードは収録されていた。もしかすると、”ここ” はKONAMIにとっては既に通過したいち地点に過ぎないのかもしれない。ギブアンドテイクとか流石に使ってられないしな。何がテイクだ。
コストに目を瞑れば送りつけた上に蘇生がおまけでついてくる。
尚、ループに関してはフォロワーが神のアイデアを貸してくれた。
気炎でラビュリンス切ってクエリティスかなんか落としてスプリガンズキットサーチ、分かつの自分側をスプリガンズキットにすればある程度見込めはしそう。あとは融合モンスターの担保だけ。
— Reo@YARDS (@reoasxdtmgt) May 3, 2022
カリスマは人のアイデアを借りて済ませるからカリスマなのだ。
白銀の迷宮城でクエリティス呼んできたら解決では?ん?
— Reo@YARDS (@reoasxdtmgt) May 3, 2022
この一連のツイートでデッキのギミックは9割完成したと言っても過言ではない。後は細部をちまちまと調整していくだけとなる。送りつけるカードも即座に見つかった。
悪魔の技に対応しており、「分かつ烙印」は除外モンスターも対象に取れるため、自身の墓地効果も活かしやすい。
魔法罠をバウンスするのも都合が良い。妨害系の効果を持つモンスターは倶利伽羅天童で処理出来るので、一連の流れで相手の魔法罠・モンスター全てにある程度対応出来ることになる。倶利伽羅天童の効果も通しやすい。
とは言え、ギミックは所詮ギミック、デッキは出来ないからデッキと呼ばれているのだ。
■3.難航編
このデッキで必要なアクションは大きく分けて4つだ。
・「倶利伽羅天童」のサーチ(クリッター)
・ラビュリンス関連の出力(これはそんなに難しくない)
・融合モンスター(デスピアン・クエリティス)の用意
・「スプリガンズ・キット」及び「分かつ烙印」の用意
実のところ上2つはそんなに難しくはない。ラビュリンスが悪魔族の展開を補助出来るので、アリアーヌから直接リクルートしてもいいし、悪魔の技→スカラマリオン→デスガイド→クリッターのルートを採ってもいい。
キットへのアクセスも、にゃあにゃあ可愛いカードをクリッターでサーチしておけばいい。
問題は「デスピアン・クエリティス」の出力である。デスピア下級勢が揃ってあの見た目で天使族のため、サポートが共有出来ないのだ。
専用融合の「赫の烙印」も墓地から手札に加える必要があり使いにくく、烙印劇場はフィールドを食い合ってしまう始末。
開幕でアルベルを出力するにしても、アルベルを先に展開しても特にやることが無い。枠の割に役割が持てない。
えーと……何枠使う?
問題は、これだけ枠を使ってやることが「デスピアン・クエリティス」の出力だけ、という点にある。
つまり、「デスピア側により多くの役割を持たせる」「枠を抑える」のどちらかに寄せることが求められている。可能か?
可能だった。
元々気炎でキットをサーチする予定だったが、(おまけと思っていた)墓地のクエリティスを融合素材にしてしまえばいいのだ。
「烙印の気炎」と「スプリガンズ・キット」が相互にサーチ可能であることから、メインデッキに投入するクエリティス出力用カードは死魂融合を含む三枚で済むことになる。クリッター→キャシィ→キット→気炎でほぼ準備完了、あとは死魂融合にアクセス出来る都合の良いカードがあればいいのだが、
迷路系ステージの定番のようなオチである。
しかも「分かつ烙印」も同時にアクセスすることが出来る。最早ラビュリンスで適当に動くだけで良い。
倶利伽羅をサーチさえしておけばあとは隙を見て悪魔の技でレッグスを墓地に送り、死魂融合と分かつ烙印をセッティン! すれば準備は完了。
こうしてキットで分かつを、迷宮城でクエリティスを蘇生するぴかクソループ(考案:フォロワー)を携えたデッキが、ようやく形になった。
■4.爆誕編
そこはかとない不安が雪だるまのように膨らんでいるのがお分かり頂けるだろうか。
とは言え、歴戦のマスターとしては組み上げてみると「なるほど、これだな」というのを直感[E+]で理解していた。
というのも、このデッキにはあの大人気RPG「Fate/Grand Order」との符号が無数に存在し、それは即ち汎人類史がこのデッキを望んでいる証左に他ならないのだ。
まず「白銀の迷宮城」をよく見てほしい。
小さくて見えづらいが、ほぼ間違いなくスカディ城だろう。
となればコレは単純計算でスカサハ=スカディ(第三再臨)であることは言うまでもない。(罠を)連射出来るスキルを持っているし、これが俗に言うスカスカシステムだろう。おっぱいがバスター宝具なので違うかもしれない。
・なんか似た
・槍(?)を持っている
しもべが複数体、この子たちがワルキューレである。多分ゲームとかも好きだろう。
NP(手札)をチャージしてHP(手札)を減らすあのスキルを彷彿とさせる効果、メカメカしい宝具(?)、ピンク髪、ケモ耳……間違いなくコヤンスカヤである。ラビュリンス(クイック組)とシナジーが無いのも当然であろう。
なお、目を瞑ると装備が宝具のアレに見えなくもない。
えーと……スルトくん?(困惑)
そして話の途中だがワイバーン(?)もいるし、
ギミックの一環を担う「強制脱出装置」、これは言うまでもなく、
スパルタクスだ。
ハッ!? 強制(されている状態から)脱出(することを掲げる)装置(サーヴァント)……!?
こうして(?)第2部第2章「Lostbelt No.2 無限氷焔世紀 ゲッテルデメルング」はデッキとして生まれ変わり、今再び汎人類史に牙を向いたのだ。
■3.実践編
クソデッキ、フレンド対戦でお茶を濁す。
◆VS 溟界ラビュリンス 先後先
1戦目 (こちらが)ラビュリンス以外にアクセスが滞った隙にラビュリンスが罠をスカスカシステムして勝ち。
2戦目 先攻からこちらのスタンバイまでバシバシ動かれたので4500打点倶利伽羅で盤面白紙化を達成するも即死コンボキメられて負け。
3戦目 やや有利状況からループ成立させてクエリティスラビュリンス倶利伽羅で宝具3連打して勝ち。
○✕○
◆VS 海造賊ラビュリンス 先後先
1戦目 墓地のシルキィにリュース号撃たせ続けて長期戦に持ち込んだ隙にループ入って勝ち。
2戦目 このデッキ先攻盤面どうやって返すんだ?
3戦目 ループで罠全部無力化した隙に罠全力で打ち込む原作サイコショッカーみたいなムーブキメて勝ち。
○✕○
◆VS ホーリーナイツティアラメンツ 先 ○
倶利伽羅で墓地のシエル保護して大事に守ってあげて勝ち。
◆VS セリオンズライロ 後 ○
レギュラス連打され全く余裕が無かったので負けじとラビュリンスで通常罠スカスカシステムしてたらデッキケースから4種類目のライロが発掘され裁きの龍出せず勝ち。
結果、6-2。
■4.後悔編
クソデッキ、不安的中。
>そこはかとない不安が雪だるまのように膨らんでいるのがお分かり頂けるだろうか。
構築の段階から薄々感じていたが、コンボの成立に時間がかかるためラビュリンスで誤魔化すのだが、ラビュリンスの誤魔化しパワーが成歩堂龍一のため、コンボが成立する前に勢いで相手が有罪判決を喰らう可能性があるのだ(とは言えこちらは対戦相手の感想含め思っていたほどではなかった)
かと言って長々と展開して1ターンでコンボ成立、というルートが決まりすぎているデッキも好みではないので、単純にライフ8000しかない汎人類史には早すぎたというだけの話だ。
そもそもスパルタクスはゲッテルデメルングではないし、仮回しの時点で「カジュアルでやるにはパワーが高すぎるか……?」という不安があった時点で厳しさを悟るべきだった。
とは言えコンセプト自体は悪くなく、ラビュリンスというアドバンテージを回復しやすいテーマも好みではあったので、このデッキに汎人類史が追いつくその日を祈りつつ、最終的な構築を載せて空想を終えるとしよう。
【主な変更点】
・「ギガンティック・スプライト」「転生炎獣アルミラージ」「水晶機巧-ハリファイバー」「神樹のパラディオン」を採用
神樹を絡めてハリファイバー→2チューナー→ギガンティック→ストービーでラビュリンスにアクセス可能に ラビュリンス触れている場合はキャシィでも可
※それに伴いチューナーをレゾネから再利用しやすいシルキィに変更
・融合周りを全部抜いた
ウェルカムの制約と、クエリティス出してループ入ると勝てるという理由で一回も出さなかったので
・「聖邪のステンドグラス」→「戦線復帰」
天使が都合良くいないのと、戦線復帰+城で2体蘇生出来るため
・エクストラが13枚に
いいのが思いつかないのと、DDダイナマイトワンキルのケアのため(?)
また次回!
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