#34 自動車の歴史

世界で初めて自動車が発明されたのは、18世紀のフランス。
ルイ15世の命令を受けたニコラ=ジョゼフ・キュニョーが蒸気自動車の発明に成功した。翌年、ルイ15世の前での試運転でハンドルを切り損ねてレンガの壁を突き破ってしまったことが世界で初めての自動車事故と言われている。1885年にはドイツでカール・ベンツが世界初のガソリン自動車の開発に成功した。

1908年にアメリカで「フォードT型」という自動車が発売された。当時の自動車の価格は2000ドル以上が当たり前の時代に、850ドルという破格な価格で発売されたが、それでも庶民が一般的に買えるようにするためには更なるコストダウンが必要だった。
現代では当たり前になっているベルトコンベアー式の生産様式が導入され、飛躍的に生産効率が上がった。1922年には265ドルまで値段が下がり、1923年には200万台が生産された。アメリカは「黄金の20年代」を迎えるのである。

 参考


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