![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104282705/rectangle_large_type_2_9fcf48a6981d540d470cf6b23ecd30bf.png?width=800)
「バターが食べたい」
なんだか眠れないので
カボチャを調理していると思い出す
私と母とバターの話でも🌸
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104282277/picture_pc_1c3a17490861626e37e7b0af86e14411.png?width=800)
私は幼い頃、
それはそれは面倒くさい子どもで
「あれなあに?」「これなあに?」
「なんで?」「どうして?」と
小さな子が親を質問攻めにするアレ、
アレが度を越していて
ハサミはなんで切れるのか?
なんで塩でナメクジが死ぬのか?
なんでもかんでも
とにかく理由を説明してほしかった!
親からすれば大迷惑!笑
今こうして文章を打ちながらも
質問ぜめって
質問〝攻め〟と〝責め〟どっちだ?
と悩んで調べてしまった、この、
疑問は解決しないと気が済まない性格!
ずっと変わらず!
両親が私の質問に苦痛を感じていたなら
〝責め〟が正しいのかも…。笑
そんな子どもだったので
売られているカボチャの種を初めて見た時に
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104282308/picture_pc_0b7694acd7a2f4a4fd7782575bbb0faf.png?width=800)
なんで緑?
お母さんが台所でカボチャを切っても
カボチャはオレンジだし
取り出す種だって緑じゃない!!!
と思って
母に聞いてみると
取り出したカボチャの種を炒って
「ここも食べられるんだよ」と
その種の中身、
売られているのと同じ緑の実を
見せてくれて
その流れで梅干しの種まで
トンカチでバンバン叩き割り始めて(笑)
同じように中身を食べられる事、
この種の中身の部分を
〝仁(じん)〟と呼ぶ事を教えてくれた。
子どもだった私には
種の中に食べられる部分があるなんて!と
その発見がとても嬉しくて
それから母がカボチャを調理する時には
姉に種を炒るのを手伝ってもらって
姉妹でハムスターみたいに
チマチマと食べていた日が懐かしい…。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104282592/picture_pc_a925b6b177178e6825557fc598cdb614.png?width=800)
姉が県外へ嫁いで実家を出た時も
寂しくてたまらなかったけど
自分も結婚してじゃがいもと生活する中で
実家での、あの家族4人での毎日が
これからはもうほとんど無いと思うと
胸がいっぱいになって
カボチャを調理しながら
なんだか色んな事を思い出して
なんとなく種を分けておいてみたり…。
私、家族が大好きだなぁ。
〝仁〟というものを教えてもらった事で
杏仁豆腐がどういうものかが
漢字を見れば自ずと想像がつくように
様々な事に関して
想像する・考える力が養われたと
感じる事が多くて
両親には本当に感謝しかない🥲
さぁこんな
真面目な話になってきたところで
今回のタイトル!
なんで?どうして?の毎日の中、
幼い私が台所でご飯を作る母に向かって
言い放ったこと、それは、
お母さん、
「バターが食べたい」
見た目がチーズとそっくりなのに
ご飯でバターが出てきた事ない!
という
子どもの単純で恐ろしい好奇心!!!
普通の人ならば
いやいやバターはね
そのまま食べても美味しくないよ?
と言うであろうところを
母は何も言わずに
バターを小さな角切りにして
10粒くらい小鉢に盛って
爪楊枝を刺して渡してくれたので
⚠️我が家の母は
昔からぶっ飛んでます。
チーズに近い味を想像しながらワクワクと
角切りバター1粒をパクッ!
・・・
味がしない?
しょっぱい?
・・・いや、まずい🤢
自分が食べたいと言った手前
まずいとは言えず
しばらく黙った後、
「もういらない」
と言って母に小鉢を返却。
バターはそのまま食べるもんじゃないと
身をもって学んだ
今でも忘れられないあの衝撃の日。
母がこの衝撃のバター事件を
覚えているかどうか
実家に帰った時に聞いてみよっと。笑
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?