2024/6/8 TIFFANY Wonder@TOKYO NODE
たまたま記事を見かけて興味を持ったので散髪のついでに虎ノ門へ。
新駅出来たと記憶の片隅にはあったものの日比谷線とは知らず、銀座線からひたすら地下を歩く。
観に来たではなく鑑賞に来たという言葉がふさわしいティファニーブルーの紙袋を持った来場者達とすれ違いながら会場のビルまでたどり着く。
エレベーターを乗り継ぐとガラス越しに東京の街並みが広がっており、モニュメントがお出迎え。
夕方に近い時間なのに入口は行列で、中もそうだけど展示を観に来たのか人を観に来たのかわからないくらい。寄ってたかって○ルメスだの○ャネルだのハイブランドのバッグを持ってたり、披露宴スタイルだったり、着物だったりと、高級メゾンに赴くとはどういうことかわかっている人達がほとんど。虎ノ門という土地柄もあるのかもしれない。
そんな中で、オープンハートだったり、Tだったりティファニーの商品を身に付けている人は良くわかってるな、と思うなど。たまたまエレベーターで居合わせた人がTのバングルをしていたが、服に留めてあったブローチ(タツノオトシゴ?)が素敵で、あれもそうだったのかな。
SNSでの広報戦略を兼ねているせいか、会場内は全て撮影可能。おかげで写真撮ることにばかり意識が向いてじっくり本物を見ることが出来なかった。
大きくて、カラーストーンがふんだんに使われている、わかりやすくゴージャスな展示が大人気で中々人が捌けない。裏からも作品を観られる展示もあり、珍しくて良かったと思う。
初期のものは鳥だったり花だったり自然のものをモチーフにしているものが多くて、デザインとは模倣が基本であり、そこからオリジナリティを磨いていくものだとわかる。
自然に存在するものについて、不快に思うことがない。そもそもそういうものだから、と受け入れてしまっている部分はあれど、全てバランスがいい=造形美だからなんだな。
まさに「基本に忠実に」というところか。
宝飾品という芸術のせいか、欲しいという欲求は沸かない。それでも美しいものを観られたという面で非常に満足度の高い展覧会だった。
6/11現在、カルティエも日本オープン50周年ということで展覧会を開催するとのこと。気が向いたらこちらも覗いてみようかな。
↓は気になった展示