2020/1/2 遊びをせんとや生まれけむ 樹木希林展

池袋西武での展覧会を見逃してしまったので、新春セールのついでに横浜まで足を伸ばしてきた。
3連休にはただになるらしいが、クラブオン会員の割引が利いて800円で観賞。

最初にそごう西武のCMのメイキング映像。
「(板東)玉三郎さんが言っていたんだけど美しい姿勢というのは本人は辛いものなのよ。」
という台詞でスタッフが爆笑している。
そうして出来た映像やポスター写真は、彼女が教えとしていた仏のような神々しさがあって思わず息を呑んでしまった。
展示やコメントから推し測れるのは彼女がぶれずに信念を持って生き抜いたことで
「美しい人は美しく、そうでない人はそれなりに」
という富士フィルムのコピーのようにわずかな違和感をそのままにしない感性が磨かれてそこが大衆に支持されたのだろう。
端から見るとワガママな部分だってある。
それでも、役者として確固たる地位を築いた上で
やっていたから許されたのだ。

池袋での展覧会よりも着物コレクションと京都の何必館の展示が増えたとのこと。
着物コレクションは、古い着物をもらい受けて組み合わせて新しいものに仕立て直したとのこと。
強い柄があっても独特なバランスで共存させるそのセンスの良さにまた脱帽。
素敵な柄なのに、襦袢にしてしまうところや派手すぎるといって一枚透ける生地を重ねて抑えてしまうのもまた贅沢だな、と。
それでも、どこかで埋もれていた手の込んだ着物がこういった形でもリメイクされて日の目を見たならそれで良かったのかもしれない。

最後はNHKでやっていたドキュメンタリーの抜粋。
これは本放送を録画していたので省略。
たっぷり1時間展示を堪能した。

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マダムM2020年1月3日16:15

私は池袋で見ました。ついでに銀座での映画も観ました。

大ファンではないけど、物を大切にする気持ちを真似て(?)、自分で編んだけど気に入らないセーターをほどいて、ベストを編んでます。着物や洋服のリメイクは素晴らしいけど、もし真似しても着て行く場が無い。そこは女優さんで奇抜なデザインも着て行く場がありますものね(^^♪

別冊太陽の希林さんの着物、買いました。素敵です!
『面白がって生きる』、物事見方を変える事によって、プラスにする考え方に共感を覚え、実践を試みるも中々難しいです(-_-;)

しょこら2020年1月4日19:12

確かにあの着物は一般人が着るには派手ですよね。
「面白がって生きる」視野が狭いと生きにくいから考え方を柔軟にすることもまた生き方のリメイクなんでしょうね。
しかしまあ、難しいことですが…