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電車に揺られて

「電車」にまつわる曲の中で、特に私が好きなもの・紹介したいものをまとめたプレイリストを作った。
曲目が多いので、今回は特に紹介したい5曲について書きたいと思う。


竹内まりや - 駅

元々は中森明菜の楽曲を、作詞作曲した竹内まりやがカバーしたもの。
電車といえばこの曲。

昔の恋人に偶然出会う。その描写がとても切なくて胸が熱くなる。

「ラッシュの人並みにのまれて
消えてゆく後ろ姿が
やけに哀しく心に残る」

チェンバロのような楽器で奏でられる旋律が表現する哀愁も、ストリングスの奏でる味わいあるメロディ・副旋律も好き。


藤井風 - 旅路

電車に揺られながら聴きたくなる曲。

「お元気ですか?
この街は相変わらず青春ですね
誰もがみな走ってます
まだ見えない旅路の先へ」

MVを見ていると、高校時代のことを思い出し、あたたかく懐かしい気持ちになる。同じ道を毎日歩いて学校に向かい、他愛ない話で友達と笑い合った瞬間が愛おしい。
季節が移り変わる寂しさや切なさ、今の美しさ、そして、これから来る未来に託す希望をも感じられる曲。
人生という旅路を、より大切に歩んでいきたいと思わせてくれる、そんな曲。


sara - より道

終電を逃し東京をぶらぶらする、という曲。
当てもなく歩き回ったり、都会のネオンに圧倒されるのもいいが、最終的には我にかえり、家に帰ることを決断する主人公が描かれる。

「袖丈の余ったセーターに抱かれるの」

「溶けかけのチョコに頬を落とし浮つくの」

この部分はコード進行が不安定で、安心したいが安心しきれない感じ、地に足がついていない感じを表現している。
サビに行く前の助走も長く、早く家にかえりたいと思わせるようなAメロ・Bメロである。

(自分で自分の曲をレビューするのはなかなか面白い。)


Godiego - Galaxy Express 999

ゴダイゴの曲で、「銀河鉄道999」の主題歌としても知られる。
去年、初めてアニメ映画版を観たが、絵の色使いが緻密で、さまざまな星の街並みや電車の描写が美しく、胸をときめかせながら鑑賞した。挿入曲やサントラも全て素晴らしい。ゴダイゴの「Taking Off」に合わせて999号が遥か彼方へ飛び立つ場面は、何度見てもワクワクする。

父がゴダイゴファンで、Galaxy Express 999は幼い頃よく聴いていた。一緒にライブに行く予定だったが、当日インフルエンザで高熱を出してしまい、行けなかったことを今でも覚えている。
中高時代、利用していた駅の発車メロディがこの曲だった。
この曲を聴くたびに色々な思い出が混ざり、懐かしくなる。

松本零士先生のご冥福を心よりお祈り申しあげます。


Official Hige Dandism - コーヒーとシロップ

歌詞に電車の描写は出てこない。
しかし、この曲を聴くと通勤ラッシュの電車を思い浮かべる。

この曲では、社会人としての辛さややるせなさが表現されている。MVでは、新人社会人である主人公が、思い通りに会社で動けず、自信を無くしてしまったり、辛い思いを抱え込む姿が描かれる。嫌な出来事をコーヒーとシロップで飲み込もうとしたり、寝不足が故に電車で居眠りをし、乗り過ごしてしまう描写などが、心に刺さる。

「例えば何十年先に偉くなれたなら
そしたらこれでよかったと笑えるんだろうか
例えば明日僕が会社を休んだなら
そしたら「代わりはいるさ」と笑い出すのか」

朝の電車の中、「仕事行くの嫌だな」「今日も叱られるのかな」と気が重くなる感覚。
そんな時に応援してくれる曲が「コーヒーとシロップ」。
いつも聴くたびに元気をもらえる。


もしよろしければ、他の曲も見ていってください!



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