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「 闇狩りの唄 」第一話 憑きもの払い
「闇狩り師」 第一話 憑きもの払い 人の心に住む闇、具現化した魔を狩る裏稼業に生きる 神薙一真(かんなぎかずま) そんな一真に救われた 柊樹 椿(ひいらぎつばき) 二人に降りかかる奇怪な依頼をこなす日々・・・。 導かれるその先には一体何があるのだろうか・・。 ○登場人物 神薙一真:フリーで闇狩り師という仕事をしている。刀剣を使うのは珍しいとされている。狡噛神社という怪しい事務所を持つ。 柊樹 椿:一真の手伝いをする現役女子大生。昔、壱真に悪霊を祓ってもらって以来、狡噛神社で事務方のバイトをしている 橋本杏奈(佐藤ゆかり):結婚詐欺をして男から金を巻き上げている。心霊現象に悩まされている。 高橋景子:結婚詐欺にあった息子の様子を心配して狡噛神社を訪れる。 占い師:TVの深夜番組に出演経験のある占い師で露店を開いてる。 ヒロ:女にカモにされた男 黒い影:佐藤ゆかりにまとわりつく霊 小池鉄矢:ラーメン屋の店主、味はいいのに繁盛しない。 ◇ボイスキャスト◇ ナレーション:あげまきよりか @yorika1222 一真(闇狩り師):Gfinal 椿:しまさぶろー @SHIMA_SABURO ラーメン屋店主:黒滝和永(天跳馬九郎) @maguro81up 占い師:makusimu @makusimu_ 橋本杏奈(佐藤ゆかり):アンドレイナ @andleina_017 高橋景子:佐東奈々葉 @sato_no_cas ヒロ:ヒロキ @17saidesuno 老人・生霊・政治家・取材記者:影鴉 @shadowcrow9638 ニュースキャスター:夏野 @Natsuno_geki TVリポーター:ゅぁ @myuara_luna ◆制作◆ 主題歌:「Mille Fleurs」 @PLASTICSYNDROM ENDINGピアノインスト編曲・ロゴ編集:ペッティー @mittypetty イラスト:あわのすけ @poccopocca ロゴ:Seikoyuki @Seikoyuki_logo 編集・総括:影鴉 @shadowcrow9638 BGM素材:DOVA-SYNDROME
雨ニモマケズ
「雨ニモマケズ」 小さな水滴が肌に落ちて雫と気づく 空を見上げるとまだ明るいのに何処からか、また雫が頬をかすめる 雨だと思い足下に目をやると小さな水たまりに小さな波紋が広がっていた ふと視界も暗くなり、途端に雨足も早くなる 買ったばかりの本を濡らさぬようにと胸に抱えて帰路を急ぐ 本を濡らしたくない想いが足に伝わり、速足から駆け足へと変わっていた まばらな雨の中、遠雷が耳に届く おそらく もっと雨は強くなるだろう 走るのをやめ、通りのカフェへと進路を変えた 小さなテーブルの小さな窓際の席 暖かい紅茶でも飲んで雨をやり過ごそう 買ったばかりの本を開いてページをめくる 窓にあたる雨粒たちが、一つまた一つと繋がって下へ下へと落ちていく その様を見つめながら雨音をも楽しむ 急ぐことなんてない・・ゆっくりでもいい テーブルに置かれた紅茶からもそう言われているような気がした きっとこれが私の「雨ニモマケズ」なのだろう
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ボイスドラマ「ソラトノカイワ」
男:影鴉 女:ゆうさ オペレーター:ゆう MIX 影鴉 BGM:http://dova-s.jp/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ソラトノカイワ」 夜空を眺めながら見晴らしの良い所まで電子端末を片手に彼女は走った。 女:「さむぅ・・・。ふう・・・。」 女:「ん~・・・流れ星が・・邪魔で・・・あ!あれかな?」 そこに着信音が響く。 女:「ん!?もぉお・・。」 Skypeには彼のアカウントの表示がでている 女:「はいはい・・・ちょっとまってて・・。はい、こんばんわ」 彼女は笑顔で画面をタップすると端末に浮かび上がった、ホログラムの彼が現れた。 男:「えー、こちらステーションエア005・・感度は良好でしょうか?」 女:「もお、もうすこしで貴方の衛星を肉眼で見れそうだったのに!!」 男:「ああ・・感度はいかがですかぁ?おかしいな・・故障かぁ?」 女:「その猿芝居みるの飽きたんですけど・・・。」 男:「なんだ・・また俺を見つけられなかったかw」 女:「あと一歩っていうところでいつも先に貴方が通話かけてくるんだもん!!」 男:「ははは、そっか!お!!そっちは寒そうだねw」 女:「知ってるくせに!!こっちは真冬ですぅ!!今日、空が晴れてたから外に出てきたの!!)」 男:「あぁ、そうだったのか・・わざわざそこまでしなくてもいいのに・・・」 女:「いいじゃない!!好きにさせてもうわ!!」 男:「まあ、テキストではやり取りしてるけど・・久々に声と映像でみると嬉しくなるね♪」 女:「でも・・ホログラムじゃなく・・・本物がいい・・・。」 男:「贅沢いうなよぉwなかなかこうして通話だって難しいんだぞ?うまい具合に空が晴れてないと地上からの電波をジャック出来ないんだから!!」 女:「え?ジャック?」 男:「あ、いや・・・あまり褒められたことではないからな・・あ、それにここまでどんだけ離れてるって思ってるんだよ(苦笑)」 女:「そかな?そんなに離れてる?だって肉眼でも衛星確認できるよ?」 男:「あのなぁ、それはこの人工衛星が宇宙空間上で太陽の光に反射して少しだけの間その光が地上で見えてるだけだw」 女:「ふうぅん」 男:「わかってないだろ?」 女:「だって見えてるのは貴方の衛星から出てる光なわけでしょ?間違ってないじゃない!!」 男:「いや、距離の話をだな・・・。」 そこへ二人を割りこむようにして通信が入る。 オペ:「お楽しみの所悪いんだけど・・・。もういいかしら?」 Um..Sorry to interrupt your fun time guys but ...Are you done? 女:「・・・あっ」 彼女は驚き静かにやり過ごそうとする・・。 男:「おい、ちょっとまってくれよ!!久しぶりの彼女との会話なんだぜ?もうすこしいいだろ?」 Hey,come on! I haven't talked to her in a long time. Just a little longer? オペ:「レーダーに反応があったわ。近くに廃棄された衛星の残骸があるみたい。」 According to the radar, we're approaching satellite debris. 男:「マジかよ・・・。」 Seriously? Oh,crap. オペ:「電波ジャックは目つぶってあげてるんだから感謝なさいよ。それにどうせデブリが近づけば電波も届かなくなるわ。」 I won't tell anyone about your call but if we get too close to the debris, you won't even be able to text . 男:「はぁ・・了解。」 OK..fine. オペ:「残り時間を楽しんで♪あ、そうそうヤラシイことはしないでね。わかっちゃうから・・。」 Well then enjoy the rest of your time. Mind you, I can hear everything you say even the naughty bits. 男:「うるさいw」 Oh, be quiet ・通信が切れる 女:「だ、大丈夫?バレちゃった?」 男:「いや?特に問題ないw」 女:「そう・・ハックシュン!!」 男:「おい・・無理すんなよ(苦笑)」 女:「ズズー(鼻をすする)ふう・・大丈夫よ!!」 男:「鼻でてんじゃんかよ!!早く部屋にもどれって!!」 女:「嫌!」 男:「え?」 女:「いやだ!!」 男:「我慢強い女w」 女:「そうよ!!だってアタシはいつ帰ってくるか解んないオトコを待つ強い女だもん!」 男:「・・・そうだったな。」 女:「今度はいつ戻れそうなの?」 男:「あと3ヶ月かな?そしたら地上でうんと甘やかしてやるから・・・待ってろ・・。」 女:「・・・うん。」 そこへデブリの残骸の一部が彼のユニットにコツンとあたり、船内に警報ブザーが流れだす。 男:「あ!」 女:「どうしたの?」 男:「いや、近くにデブリがあるんだよ。廃棄されたスパイ衛星が近くにあるのかも・・。」 女:「デブリって宇宙ゴミの?」 男:「ああ、そうさ・・。ひと昔前のスパイ衛星でも地上からのレーダーでは確認できないのがあってね。規模は小さいけど・・。そいつらは 俺たちみたいな宇宙空間いる衛星から飛ばす対物レーダーでしか見つけることが出来ないのさ。」 女:「そうなんだね・・・。それを見つけるのが仕事だもんね。」 男:「まあね・・。あああ、そろそろ でん ぱ が届かなくなりそう。」 女:「え!?もう!?」 男:「はははは(汗)」 女:「むうぅうう!!!じゃあ、最後に・・・。逢いたいよお・・アイシテル」 男:「ああ・・俺も・・アイs・・・。」 虚しくもSkypeが落ちる 女:「ええええええ!!!そんなああ!!もうちょっとぉお!!!」 Skype画面には『俺も愛してるよ・・待ってて。』 女:「もお・・・バカ!!」 彼は溜息をついて背もたれに寄りかかった。 男:「ふう・・・なんとか間に合ったかな・・・。」 オペ:「おめでとう♪」 congratulations♪ 男:「うるさいって!!仕事仕事!!」 Yeah, whatever. Let's get back to work! 地上で夜空を眺める彼女・・・。ようやく彼の衛星を見つけて消えかける光に語りかける。 女:「早く降りてこい!!」 そこには空を見上げる優しい笑顔があった。 夜空が白々と明るくなっていく・・・。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー