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「Xジェンダー」を知ってからの話

 こんばんは。恵夢です。今回は「Xジェンダー」を知り「中性」を自認した後の話です。


 大学を卒業してから、身体違和感が出てきました。私はそれまで、身体的な違和感はそれほど強く感じたことはありませんでした。しかし生理が重くなって生活に支障が出てきたことで、自分が「女性」であることを強く意識せざるを得ず、自分の身体が嫌になってきたのでした。


 「中性」だと認識していた性自認はその後、「無性」から「概念ない(かもしれない)」へと変わっていきました。


 そもそも私の「Xジェンダー」自認のはじまりを考えてみると、「女性」でも「男性」でもないから、じゃあ「中性」だ!という安易な自認だったのです。それは男女二元論的な思考で、「男性」と「女性」を両端に置いたとき、自分は「真ん中」に位置するという考え方から来ていました。(「Xジェンダー」という概念が、天秤の「男性」の腕にも「女性」の腕にもどちらにも寄らない、「どちらか片方だけ」には寄らない自認なので、どうしても男女二元論的な考えを通らずにはいかないので仕方ないことなのですが。)

 私は次第に「中性」というより「無性」なのでは?と思うようになりました。性別なんて「無い」んじゃないかと。「中性」というと、「男性」でも「女性」でもないという意識というか、「他の2つの性自認」の存在が暗に含まれている感じがしました。しかし「無性」というと、他の性自認の存在がどうであれ、「無」であるのでそれ自体で完結しています。でもこうなってくると、もう「性別」なんていう概念すら自分の中にはないのではないか?と思うようになったのでした。

 実際、自身の性別や性自認について強く意識していない時間が長かった私にとっては、性別の「概念なし」というのも当てはまります。ですが私も生理や女性特有の不調があると、「女性」を意識せざるを得ない場合があります。それに世の中的には性別は「男性」か「女性」という認識がまだまだありますし、「概念ない(かもしれない)」ぐらいの自認が自分にとってとりあえずの妥協点として落ち着くのです。

 

 最近では、「Xジェンダー」というよりも「ノンバイナリー」の方が合っているのかもしれないと思っています。しかし「Xジェンダー」は知名度が上がってきましたし、「Xジェンダー」に私も愛着があるのでこちらをひとまず採用しています。これもまた変わるかもしれませんが。


 ややこしい話な上、長くなりましたが、今回は以上で終わります。(サムネ画像使い回ししているんですがそろそろ変えたいですね…。)