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「広報の現場」第5回! ~組織開発担当がお届けします~

まずは自己紹介。

みなさん、初めまして。
トヨタコネクティッドで組織開発を担当している阿部と申します。

今回、この『広報の現場』という情報発信の場をお借りして、「なぜ組織開発が必要?」という改めて自分への問いかけも含めこのようなお題で書かせていただきたいと思います。

私は2021年10月にTCに入社しまもなく2年10ヶ月が経とうとしています。
当初はエクスペリエンスデザイン室という主にUXデザインを行う部署に所属していました。
以前は、某証券会社や事業会社にて紙媒体から動画、WEBサイトからアプリに至るまで媒体問わずデザインのお仕事をさせていただいておりました。

普段は健康維持のために近所をふらふらジョギングしていますが、素足に近い状態で走ることが好きなので、自分で作った草鞋などで世界中を走って地球を感じてみたいな〜なんて思っていたりします。

そんな私ですが、
「なぜデザインやっていた人が組織開発なの?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますので簡単にお話しすると、「デザインって楽しいはずなのに、なんか楽しくない…」と思える瞬間がこれまでのデザイナー人生で幾度となくありました。
これって何故なんだろう?と疑問符がつき、「働きやすさ」や「働き甲斐」などについて考え始めたことがきっかけです。

11.74%の時間

そこで、これからお話しすることは、「あ、そういう考え方もあるよね〜」と思って読んでいただければ嬉しいです。

いきなりですが、みなさん、睡眠とってますか?
私は7〜8時間ほど寝ていますが、人間は人生の約30%近くを睡眠に使っているそうです。
人生100年時代と考えると30年も寝ることになるんですね。

では、働く時間は?と考えると、ちょっと前提条件(*)を置きながら単純計算してみた結果、11.74%でした。

以外に少ないとこの時は思っていたのですが、よくよく考えてみると私たちはこの11.74%の時間を使って、さまざまな目的・目標を達成させていかなければなりません。家族を養ったり、老後の資金を貯めたり、夢を実現させたり。
しかも、学生時代はこの11.74%の時間を有意義なものにするために一生懸命色々なことに打ち込んできたという人もいると思います。

なので、割合で言えば少なく見えますが、圧倒的に質量・重さがあるのだと考えてみました。

「労働=お金=生活=家族」
「社会との接点=存在意義=自己肯定感」
「夢の実現」
「老後」・・・
と、いろいろ考えながら、目の前にある仕事をする。
考え方次第では楽しくも辛くもできてしまう。

だから「会社」と「人」が関わり合っているこの11.74%の時間の過ごし方はとても重要なのです。

しかし現実はこうです。

ギャラップの意識調査によると、日本の会社と従業員のエンゲージメントは4年連続5%を記録し、今尚、低下傾向にあるとのこと。これは、OECD加盟国平均の20%をはるかに下回る結果となっています。

出所:ギャラップ職場従業員意識調査2023年版

「なんでこんなに日本は低いのか?」を話し始めると、エンドレスな議論になってしまいますのでやめておきますが、この現状を踏まえた上で、であれば、この11.74%の時間を「豊かで心ときめく」時間にするためにどうするべきなんでしょうか?

ここで改めて「組織開発の目的」とは何かをAI先生に聞いてみました。
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組織開発の目的は、従業員のモチベーション向上、チームワークの強化、コミュニケーションの改善などを通じて、組織全体のパフォーマンスを向上させることです。
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このAI先生の回答の中で、私ができることが何かを考えながら、以下のように解釈しました。
会社を一つの仕組みととらえると、「従業員が会社と通して社会と接し、存在意義を感じながら自信を持って活躍することで賛辞や対価を得られ次の挑戦へ向かうことができるという循環環境」であるならば、そこで働く従業員は充実した人生を送ることができるのではないか、これが「well-being」だとするならば、組織開発とはその状態に近づけるように会社をアップデートし続けさせることなのだと。
だいぶ、いやかなり膨らませてしまいましたが、現段階ではそう読み取っても良いかなと思いました。

11.74%の時間のうちTCと関わりのある時間は人によって様々だと思いますが、せめてその時に豊かでいられるように、できることをやっていきたいとこの記事を書き改めて思いました。

かといって、デザインという分野でしか経験のない私に何ができるのかなんて予想もつきませんが、どこかでご一緒するタイミングがございましたら、色々と(プライベートな話も大歓迎)お話しをさせていただけますと大変嬉しく思います!


(*)▼前提条件
・日本人の平均寿命は84.45歳(84歳で計算)
・働いている期間は20〜65歳まで(45年)
・祝日はカウントせず月20日間勤務(年間240日)
・勤務時間8時間(残業なし)
→生きている時間:365日×24時間×84年=735,840時間
→働いている時間:1,920時間×45年=86,400時間
→86,400時間/735,840時間=11.74%


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