1本のnoteで人生が変わった話。
1年前の今日、僕は就活に苦しんでいた。大学でデザインを学んできたけれど、調べて出てくる職業にビビッとくるものはなかった。「自然と笑顔になれるような体験が作りたい!」という想いだけを抱えながら家に帰る途中にふと、電車の中で「この苦しさもこの感情もきっと今だけだ。この気持ちを文字として残しておきたい!」と思い立ち、初めてnoteを書き始めた。
これが人生の転機になるとは。
まとまりがないなと思いながらも、抱えてた想いを思ったままに吐露するのに必死だったのを覚えている。ただなんとなく誰かに聞いてほしくてtwitterとFacebookにシェアした。すると、
坪田さんをはじめとして多くの方々から共感や反応をいただくことができた。衝撃だった。なんとなくで書いた文章が多くの人に広がっていく感覚は少し恥ずかしくもあった。嬉しいことに出会ったこともない同級生やデザイナーの方々から連絡をいただけたり、大学の先輩方からアドバイスをいただけたりもした。しかし、何よりも驚いたのは、
土屋さんからのリプライである。共感してもらえただけで相当嬉しかったのに、1本の記事を読んだだけで会社に来てみないかと誘ってくれた。驚きと焦りがごちゃ混ぜだったが、非常に感激した。
実はこの時はまだGoodpatchのことを詳しく知らなかったが、twitterで何度も目にしたことがあり、記事も読んだことがある企業だった。詳しく知らないにも関わらず、このチャンスを逃すわけにはいかない!と直感的に即レスしてしまった。
結果、この後数回にわたる選考を経て、僕はこの春、UXデザイナーとしてGoodpatchに入社することができた。
奇跡だと思った。情報が溢れてる世の中で一人の学生の記事を読んでいただけるなんて、こんなことあるのだろうか。1本の記事を発信することで、地方の学生にも目を向けてくれる人がいることを知ったとき、言葉にならないほど嬉しかったのを覚えている。
新卒デザイナーってなんで求められてるんだろうと悩んだり、デザインを軽視してる企業がたくさんあることを知って絶望していた1年前の自分は発信という選択をした。僕はあの記事から発信の大切さを身をもって経験した。そして僕も土屋さんのように情報感度を高くして、誰かの叫びを掬い上げられるようなデザイナーになりたいと心から思った。
これからも僕は発信を続けていく。デザインの力を証明するために。
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