【剣盾S13シングル最終767位】その高耐久は攻める為に!テテファイヤーガブミミ構築【レート1913】
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知っている方も初めまして。
灼熱ふれあ(Twitter@Shacu_Flare)と申します。
S12に引き続き、S13も最終順位3桁を達成したので、また構築記事を書きます。S13は順位が淫夢厨にならずに済んだのでよかったです。
TN:しゃくふれ 最終順位:767位 最高・最終レート:1913
【コンセプト】
・本来不利な相手にも役割関係を逆転して強引に勝つ
・不利な相手にも強引に勝てるようにして選出画面の読み合いをガン無視
・相手視点では見えない役割を持たせることにより、相手の計算を狂わせる
【構築経緯】
S12構築のカプ・テテフ、ファイヤー、ガブリアス、ミミッキュこそが強い並びだと信じて疑わなかったので、S13でも引き続きこれらを軸として続投した。
当然だがS13ではS12と比べて環境が変化し、カモだった霊獣ランドロスの減少、ドリュウズ、テッカグヤ、カバルドンの増加などにより、S12よりも若干動きにくさを感じた。
しかしながら、サブROMで別の構築を試しても全然勝てず、テテファイヤーガブミミを使っていたほうが圧倒的に勝てていたため、残りの2枠で構築の穴埋めをすることにした。
その2枠は下手に受けを用意して相手視点でバレバレの役割分担をするよりも、初手ダイマックス枠か見せポケ枠を入れて荒らした後に軸のポケモンを通すほうが勝ちやすいのではないかと考え試行錯誤した結果、最終的にラプラスとライコウに落ち着いた。
ちなみに、S12で使っていたテテファイヤーガブミミ自体の構築経緯については前期の記事を見てもらえればと思う。
【個別解説】
★カプ・テテフ
特性:サイコメイカー
性格補正:ずぶとい
努力値:H252-B236-D20
実数値:H177-A×-B137-C150-D138-S115
持ち物:たべのこし
技構成:アシストパワー/ドレインキッス/てっぺき/めいそう
S12では最強のポケモン!
……だったが、S13になるとドリュウズ、テッカグヤといった鋼タイプが数を増やしており、S12みたいに何でもかんでもこの子に頼ると普通に負けるようになってしまった。
しかしながら、それらのポケモンがいない構築に対しては相変わらずめちゃくちゃ強いので、相手側にドリュウズもテッカグヤもいなければこれまでどおり活躍してくれた。
S13では他の人達がカプ・テテフの新型をいっぱい開拓してくれたので、たぶんS12以上にこの型を読まれにくくなっていたのではないだろうか。
なお、このカプ・テテフの強みは前期の記事で説明しているので、今回は割愛する。
★ファイヤー
特性:ほのおのからだ
性格補正:ずぶとい
努力値:H252-B252-D4
実数値:H197-A×-B156-C145-D106-S110
持ち物:アッキのみ
技構成:マジカルフレイム/ねっさのだいち/おにび/はねやすめ
S12に引き続き相変わらずの不死鳥っぷりを見せてくれた。
このポケモンの強みについても前期の記事で説明しているので、そちらを見てもらいたい。
S13の原種サンダーはアタッカー型の数が減り、ほとんどの個体は大した火力がないという印象があったので、原種サンダーの前でも堂々と居座ってマジカルフレイムを撃つことが多くなった。
受け切って相手を詰ませる使い方をしても強いが、構築の関係上、突破されることが前提の起点作り役として使うことも多々あった。
余談だが、S13はサブROMでHBアッキサンダーも使ってみたものの、炎耐性と火傷で大きく差が出ており、ファイヤーであればサンダーでは受け出しから勝てないエースバーンや剣舞3回積んだミミッキュにも受け出して勝てるので、HBアッキ型ならファイヤーのほうが使い勝手がいいと感じた。
★ガブリアス
特性:さめはだ
性格補正:しんちょう
努力値:H252-D212-S44
実数値:H215-A150-B115-C×-D145-S128
持ち物:オボンのみ
技構成:スケイルショット/じしん/ほのおのキバ/つるぎのまい
傍から見たら変態型でしかないHDオボン型ガブリアス。
S13でドリュウズとテッカグヤの数が増えたことにより、S12よりも出番が大幅に増えた。
前期の記事でも説明しているが、現環境でガブリアスはあまり速さを必要としておらず、耐久があったほうが使いやすいと個人的に思っている。
実際、耐久があって助かったと思うことはたくさんあったが、速さがあればと悔やんだことは全くと言っていいほどない。
そのため、ガブリアスと比較して耐久がやや低い代わりに竜舞とダイジェットが使えるフライゴンを使いたくてもなかなか使えずにいる。これはガブリアスの存在が悪いというよりは環境が悪い。
話がフライゴンに逸れたが、S13ではサイクル要員として使うよりも、味方のサポートを受けながら耐久力を活かして強引に積んで全抜きするという運用をすることが増えた。
これはおそらくドリュウズ、テッカグヤなどが増えたことによって、このような運用をすることが多くなったのではないかと思う。
★ミミッキュ
特性:ばけのかわ
性格補正:わんぱく
努力値:H252-B252-D4
実数値:H162-A110-B145-C×-D126-S116
持ち物:こうこうのしっぽ
技構成:のろい/トリック/おにび/ひかりのかべ
S12に引き続きストッパー役と起点作り役をこなしてくれた。
S12と比べても特にこれといって使い勝手は変わっていないので、詳しい説明は前期の記事を見て欲しい。
★ラプラス(キョダイマックス個体)
特性:うるおいボディ
性格補正:ひかえめ
努力値:H140-B44-C228-D4-S92
実数値:H223-A×-B106-C147-D116-S92
持ち物:ひかりのねんど
技構成:ハイドロポンプ/フリーズドライ/かみなり/ほろびのうた
S12ではウオノラゴンの選出を躊躇させるための見せポケ枠でしかなく、S13序盤~中盤は別のポケモンに替わっていたが、カバルドン、ドリュウズ、テッカグヤあたりが重くてどうしようもなかったためS13終盤で呼び戻したところ、選出機会がS12とは比較にならないぐらい増えた。
特性はカバルドンのあくびを受けても実質必ず最速起きできるよう、うるおいボディに変更。
ちなみに、判定の順番は「うるおいボディ→あくびの眠り」なので、あくびを食らうとどうしても1ターンは行動不能になってしまう。
ただ、その行動不能ターンで相手の後続に積まれてもキョダイセンリツで張ったオーロラベールとほろびのうたがあるので、1ターン行動不能はそこまで痛手ではなかったりする。
基本的に初手ダイマで運用していたが、状況によってはタイミングを遅らせたり、選出しても別のポケモンにダイマ権を譲るなどの運用もした。
例としては、お互いの初手がラプラスとカバルドン且つ、こちらの後続にカプ・テテフ、相手の後続にポリゴン2などの受け出しからラプラスのダイマを枯らせるポケモンがいるという状況で相手のカバルドンが逃げることを読んだ場合、カプ・テテフが後でダイフェアリーでカバルドンに対抗できるようにするためにダイマ権を残すといった感じである。
★ライコウ
特性:せいしんりょく
性格補正:せっかち
努力値:A4-C252-S252
実数値:H165-A106-B85-C167-D120-S183
持ち物:いのちのたま
技構成:ライジングボルト/ねっとう/はどうだん/じならし
まさかのウツロイドを暗殺できる特殊電気アタッカー。
相手のウツロイドがダイマックスしていなければダイアースとしてではなく素で撃っても1発で落とせるし、どこかでダイナックルを撃ってAを上げておけばダイマックスした状態のウツロイドをダイアースで確定で落とせるようになる。ライコウに対してダイマックスしてきたウツロイドをA1上昇ダイアースで返り討ちにした時は気持ち良すぎた。
だが、最終日にじならしを耐えてくるウツロイドに2度遭遇したのと、こうして構築記事を出してしまったためそろそろ潮時かもしれない。
選出機会は多くなかったが、この構築で重めのウツロイド、テッカグヤ、スカーフ型カプ・レヒレ、アタッカー型原種サンダーなどに対して強く、選出画面でそれらのポケモンが固まっている時は選出していた。
余談だが、じならし搭載の珠ライコウをひらめいた時は我ながらナイスアイデアだと思ったのでS13中盤ぐらいで動画を出そうとしたが、既に動画を上げている人がいたので断念した。
【基本選出】
・ファイヤー+ミミッキュ+カプ・テテフ
相手側にドリュウズ、テッカグヤ、カバルドンあたりがいなければこの選出だった気がする。
S12の時はサイクル戦になることも多々あったが、S13ではほぼファイヤーで相手を引っ掻き回してからミミッキュで相手のエースを無力化し、カプ・テテフで詰ませるという対面的なルートになっていた。
・ファイヤー+ミミッキュ+ガブリアス
相手側にドリュウズ、テッカグヤあたりがいるとカプ・テテフが動きにくくなってしまうため、この選出だった。
ファイヤーとミミッキュで場作りをしてからガブリアスが強引に積んで勝つという対面的なルート。
・ラプラス+ミミッキュ+ガブリアス
相手側にドリュウズ、テッカグヤあたりがいて、なおかつカバルドンもいるという地獄の選出画面を見た時はこの選出をした。
初手でラプラスとカバルドンが対面した場合、ダイマするかどうかは相手側に引き先がいるかどうか、ダイマしたタイミングで引かれてもなんとかなるかどうかを確認してから慎重に判断した。
こちらもラプラスのキョダイセンリツによるオーロラベール、ミミッキュの起点作りからガブリアスが強引に積んで勝つという対面的なルートだった。
ちなみに、オーロラベールとひかりのかべの特殊ダメージ半減効果は重複しない。
・ラプラス+ミミッキュ+カプ・テテフ
相手側にカバルドンがいるもののドリュウズ、テッカグヤあたりがいない時はこの選出。
こちらの場合、ラプラスで無理してダイマしなくてもカプ・テテフのめいそう→ダイフェアリーであくびに対抗できるので、割と気持ちに余裕を持って戦うことができたと思う。
さっきも言ったが、オーロラベールとひかりのかべの特殊ダメージ半減効果は重複しない。
・ライコウ+ミミッキュ+カプ・テテフ
選出画面でウツロイド、テッカグヤ、カプ・レヒレ、サンダーあたりが固まっている光景を見た時はこの選出をした。
基本的にこれらのポケモンは序盤でライコウに始末されていると踏んでガブリアスではなくカプ・テテフを強気に出していた。
仮に重めのポケモンを全員始末できなくても1体だけならミミッキュで無力化できる。
【苦手なポケモン・苦手な構築】
・ドリュウズ
S12ではほとんど見かけなかったが、S13になってから急増し、苦戦を強いられるようになった。
ただ、無理ゲーというわけではなく、プレイング次第で普通に勝てるうえ、ありがたいことに選出されなかった記憶がないレベルで皆揃ってドリュウズを選出してくれるので選出自体はかなり読みやすかった。
しかしながら、プレイングで追い詰めたと思ったのにろくに試行回数稼いでもいないつのドリルで1~2体持っていかれて負けることも稀によくあったので、その負け方をするたび風来のシレンに出てくるジェノサイドの巻物を投げて存在を抹消してやろうかと思った。
・テッカグヤ
メテオビーム!!
・カバルドン
バカカバ!!
逆から読んでもバカカバ!!
・カプ・レヒレ(スカーフ型)
カプ・テテフに対してトリックでこだわりスカーフを押し付けられると大体試合が終わる。
逆にスカーフ型以外であればカモれるので、対カプ・レヒレはスカーフ型かどうかを判別できるまでの動き方が大事になってくる。
【スペシャルサンクス】
リアル、ネット問わずいつも俺を支えてくれている方々、過去作含め俺と対戦してくれたすべての方々、この構築記事を読んでくれたあなた。
皆さんありがとうございます!
【最後に】
S13では参加人数が減ったためかレートが全体的にデフレしており、最高レートの更新はできませんでしたが、最高最終順位を更新することができたので嬉しいです。
これからも一歩ずつ確実に強くなって、いつしかポケモン対戦界の頂点に立ちたいと思っています。
これはTwitter以外のところからこの構築記事に辿り着いて俺を知った人向けの内容となりますが、Twitterではよくポケモン配布企画ツイートをしていますので、ぜひ参加とフォローをお願いします。
また、YouTubeにて動画投稿を行っていますので、よかったらご視聴とチャンネル登録していただけると励みになります。
では、非常に長い構築記事になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
またどこかでお会いしましょう。
【2021/01/08追記】
S13最終日の対戦動画を4つYouTubeにアップしました。
リンクを貼っておきますので、よかったら見てもらえると嬉しいです!
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