どうすればよかった、この夏

こんばんは、しゃっくです。
「欅坂46全国アリーナツアー2018」本当にお疲れ様でした!今回はいつもTwitterで載せている「 #しゃっくレポ 」をまとめてこちらに載せたいと思います。

以下、完全なネタバレです。全日程終わったし大丈夫だよね。

私の行った公演は8.24横浜アリーナ2日目と、9.5幕張メッセ2日目。
横アリ公演を観た際には「かわいい欅」と「カッコいい欅」の切り替えとか、平手ちゃんと他メンバーの関係性の表現などにいろいろ思うことがあったので、
幕張公演はそれらをどう表現するか、についてもう一度注目しようと思ってました。

全部吹っ飛びましたよね。

まるでこの夏猛威を振るった台風のごとく、いろんなものが吹っ飛んで、バラバラになって、
だけどそのままでは次に進めない。
きっと前を向かなくてもいいのかもしれない。だけど、そこにとどまっていては上を目指すことはできない。
そんな欅ちゃんに自分自身を勝手に投影して観てました。
以下、自分視点が強めのレポートになります。

本稿のおことわり

・個人の所感です。
・「平手ちゃんがステージから落ちて逆に良かった」とは思ってません。美談化させるつもりもありません。再発防止策は練るべきです。ただ、このライブをきっかけに平手ちゃんがより良い方向へ向かってくれるのであれば、それは良いことになるのかな、と。


自分らしさ、とはなんだろう

本当はライブ自体の感想を書こうとしてました。
今までの定番セトリ「世界観を作り上げる→ユニット曲→盛り上げる→欅坂の世界観で締める」からの脱却。
本編ラストのセカアイ→風ふか→アンビバレントは盛り上げ方がエモいなぁとか。
セゾンやサイマジョの使い方が贅沢でそれだけ扱う曲幅が増えたんだなぁとか。
久々に手つな観てゆっかー推しとしてマジで昇天しかけたりとか。

欅ちゃんのライブはまだ会場全体を上手く使えている、という感じが乃木坂姉さんに比べると薄いかなと思ってます。例えばトロッコの有無とか。
もちろん欅坂の世界観を表すにはトロッコは不要なのかもしれませんが。
そんな中で、入場の演出とか、エキセントリックでのメインステージとセンターステージを両方使った演出とかは今後の可能性を感じさせてくれます。

とかいうのをもっと書こうとしてたんですが、それどころじゃなくなってしまいました。

ゆっかーが「欅坂らしさとは何か」を考えていた、というお話がありました。
そこで「らしさ」を定義してしまうと、世間に知られやすくはなるだろうけど、それが「レッテル」になってしまうと縛られてしまうのでしょう。
「笑わないアイドル」だとかの話ですね。

変化に対し恐れることも時にはあるでしょう。でも、その変化に立ち向かい、受け入れなければならないこともある。
まさに今の自分自身がその時です。

「らしさ」を定義することは、変化に適合するしなやかさを失ってしまうことになりかねません。
欅坂もずみこの卒業、2期生加入と、これから先も平坦な道ではないことが予測されます。
その中でも、変化に適合していく決意表明のように思えました。

自分らしさとは何か、ある種永遠の問いであり、またある種では愚問なのかもしれません。
ただ、それを持ちすぎると自分を見失うと思いました。それに固執し、すがることは、変化に適合することを拒絶しているかのようで。
自分を変えていくためには、常に相手の、周囲のことを考えることが必要。そこに無駄な自分らしさ、言ってしまえば「プライド」になるんですかね、は、足枷になってしまうのでしょう。

今以外の今は、考えたくもない

私事ですが、この夏は仕事でもプライベートでも忙しかったりいろんなことがあったりして、正直だいぶメンタルが疲弊してました。
あの時ああしていれば、と考えることも多々あります。
ふと時間ができると、ついつい過去の選択について悔やむことが多くて、一人でいると考えがどんどん悪い方向に行ってしまいます。

もちろん過去の一つの選択をもし変えることができたとして、大きく人生が変わることもあるでしょう。
でも今の人生はその選択を何千回も何万回もした過程であって、そのすべてが思う通りに行く人なんてきっといないんですね。

千秋楽でも、「ガラスを割れ!」で過去一番(主観)のキレを見せていた平手ちゃんがステージから落ちるとは思ってなかった。
客観的に見れば、モーセのいないサイマジョ、ポエトリーリーディングのないセカアイ、物足りなさを覚えてしまうでしょう。
ただ、このグループはそういった逆境を何度も乗り越えてきた。だからもんちゃんのダンスと目力がさらに迫力を増してたり、ゆっかーの「嫌いじゃない!」がいつもより前向きだったり。
それにファンも魅了されている証拠がサイマジョAメロの合唱だと思うんですね。あれは鳥肌立った。
あと、即座の判断でセゾンソロダンスを決断したみいちゃんマジですげぇよ。

ゆっかーのスピーチであった「今じゃない今は、考えられない」というのは、ライブ中に感じたことなのかもしれません。
平手ちゃんが出ていれば、もしかしたらWENの内容も変わっていたかもしれない。
平手ちゃんの怪我の程度が悪ければ、ステージに立てていなかったかもしれない。
でもそんなのはわからない。何故ならば経験していない、経験できないのだから。

自分にとって、「人と会って(気楽に)話す」というのが一番のストレス解消法かなぁと思ってるんですね。
ライブや握手会の会場でお会いしてくださるFFの皆さん、いつも本当にありがとうございます。
ただ、時には一人になりたいって思うときも確かにあるんですね。
坂道の現場にいるときはこの楽しみを他の人と共有したい、と思うのですが、いろいろ悩み事とかギスギスしたことがあると一人にさせてくれ、と。
その一方で一人になると物事を悪い方向に考えてしまう。孤独にはなりたくない。
そんな状況を表すカタカナ7文字の言葉がありますね?

こうした二律背反な状況に置かれている自分を、欅ちゃんに投影させて見ていました。
難しい局面をどう打開するか、その一つの答えは「今以外の今を考えないようにする」だとゆっかーのスピーチを通して思うのです。
過去を振り返ることも時には必要。将来だって見なければならない時もある。
じゃあ考える必要がないことってなんだ?となった時に、出てきたのが「今以外の今」なんですね。

どうすればいいんだ、これから

前の記事でも触れましたが、私は今月中に仙台に引っ越します。
何が不安って、他の人と話す機会が激減することです。もちろん現場参戦も含めて。
ただ、今は将来のことを考えるタイミングではない。一人でいるとどんどん暗い未来を考えてしまいますが、それは「今じゃない今」から見た将来と比較してしまうから。
今後仙台行ったとしても、東京にいたとしても、どうなるかわからないのに、片方の経験できない未来を考えたって何にもならないなと感じたのです。

「どうすればよかった、今まで」を「どうすればいいんだ、これから」と言えるように。
「どうすればいいんだ、これから」を「こうすればいいんだ、今なら」と言えるように。

目の前にある変化をプラスに捉え、過去の過剰な自分らしさに縛られず、相手のことを常に想いながら、気負わずにやっていきたいと思います。
そう、「謙虚、優しさ、絆」ですね。違うって?

長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

P.S. 宮城住みの方、仙台まで遠征にきてくださる方、これからよろしくお願いします!
9.29 乃木坂個握も参加予定ですので、ぜひお話したいと思います!

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