一緒に過ごした季節よ、後悔はしてないか。

いつからか、「人生」に興味を持ち始めました。
自分ではなく、他人の。
どんな経緯でそこに住んでいるのか。
どうしてその分野への進学/就職をしたのか。
どんな想いで今の仕事をしているのか。
これからどうしたいのか。

他人の人生に口出すな、もちろんその通りです。
他の人の人生を変えたいわけではありません。ただ知りたいのです。

知ってどうするんだ、もちろんその通りです。
いろんな考え方を受け入れたいのです。肯定したいのです。

こんばんは、しゃっくです。


職業としての「アイドル」を選んだ彼女たち。自分で選んだ道ではなく、気づいたらその道に立っていた彼女たち。

いろいろな境遇の中で、個人として、グループの看板を背負うことの意味とは。
今日の欅坂46のライブパフォーマンス、そして菅井友香さんのスピーチからは、彼女たちの責任を感じました。

無観客だからこそできる大掛かりなセット、広大なステージを活かした演出。ライブとしては本当に素晴らしいものでした。
けれども「欅坂46」という像は、もしかしたら、背負うには大きくなりすぎたのかもしれません。誰にとっても。



私はこのnoteを、次の記事で始めました。もう2年前ですね。

「いつまでも欅坂46のファンでいる、ということはないなぁと感じています」
という文章を2年前に書き記しました。

もちろん、今考えていることは違います。仙台に来てから現場頻度は間違いなく上がっています。
ネットを通して、リアルで、さまざまな方にお会いすることができました。いつもありがとうございます。

そんな中で、そろそろ欅坂としての活動が終わるかもしれない。新2期生も加入してばかりでそんなことはないだろう、とは思いながらも、
「2021年末でグループ活動を終了します」ぐらいはあるかなとは思っていました。

思ったより、その時はすぐそばでした。

菅井友香さんのスピーチで、生駒里奈さんのコメントを思い出しました。
「大切なものを思い切って捨てることで、そこに新しいものを入れるスペースが生まれる」

どうしても居心地のいいところにとどまってしまう、変化を恐れてしまうのは人の性なのかもしれません。
自分もそう考えてしまうクセがありました。

欅坂46のおかげで、いろんなことを教えてくれました。周りに流されず自分をもつこと。一歩踏み出す勇気を出すこと。変わり続けること。一瞬を大切にすること。
そして、最後に教えてもらうのが、過去に執着しないこと

奇しくも、新型コロナウイルスの影響もあり、将来を見据えることは非常に難しい状況。
過去の積み重ねがあるから現在がある、というのは紛れもない事実です。ただし、そこに縛られていてはアップデートができないことも、彼女たちを見ていると思います。

信じられるのは、今その時だけなのかもしれません


その人の生い立ちを知って、「じゃあそんな過去があるならこの道に進まなきゃね」と予定調和的に考える人にはなりたくありません。
過去は過去、今は今、です。
そこのギャップを、もしかしたら自分は知りたいのかもしれません。

2016年に欅坂を知ってから4年。後悔したいことはたくさんあります。
そんな弱い自分とも、決別したいですね。


今確かなのは、10月のその時まで、欅坂46を応援し続けることです。
その先は、今は考えられません。考える必要もないと思っていますので。

「今以外の今は、考えたくもない」
2年前に感じたことを、今一度しかと胸に刻んで。

欅坂46のメンバー、スタッフの皆さん、いつもありがとうございます。これからも、よろしくお願いいたします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

しゃっく


菅井友香さんに、欅坂46に、幸多からんことを願って。



2020-07-19 追記


記事内の「生駒里奈さんのコメント」とは、卒業直前にTOKYO FM「澤本・権八のすぐに終わりますから。」にてお話しされていたものです。
一字一句覚えていたわけではないのですが、この菅井さんのスピーチと同様のことをお話しされており、
共通項の存在を感じました。


「もしアイドルでなかったらどんな人生を送っているか」のような、仮定の質問を見る場面もあります。
そういった妄想を否定しているわけではありませんし、それで盛り上がるのも楽しいことです。

後悔の念に苛まれないように。自分の選択した将来を、明るい方向に導けるように。


「誰がその鐘を鳴らすのか?」
彼女たちは、とてつもなく強く、眩しいメッセージを残して、駆け抜けていきます。
最後の瞬間までその一瞬を見逃さず、追いかけていきたいと思います。



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