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#4 利他の心

私は営業職として社会人になってからずっと働いています。

目標数字を達成するために対象ターゲット顧客の抽出、どの製品をどのような切り口で提案するか、提案するには誰にすべきか…などと売り上げ数字を達成するために日々営業をしています。

ロジカルに行動計画を立て、予定と実行との乖離がなぜ出ており、契約がなぜ取れないのかPDCAサイクルを常に回し続け売り上げ数字を作っています。

そんな日々の積み重ねもあり、営業数字は今の会社で計画各地を下回ったことは一度?あるくらいで殆ど毎期達成しており、期によっては140%以上の達成率の期もありました。計画が低かったのか?笑

そうしていくうちに管理職も視野に入ってきた頃にブラザー制度のブラザーとしての指名が上司からありました。(ブラザー制度:先輩社員が一人の新人社員を教育担当としてつくこと)

『いや、待てよ。俺は売り上げ数字を作り給料を上げて、昇格ができれば良いのに。そんな管理職もしたいか分からないのに新人の教育担当って…』

と本音はこんな感じでした笑 

嫌々ではありましたがいざ新人の教育担当として接してみると営業のイロハ、社会人としての礼儀や作法と教えるって難しい…。

わかっていたつもりでも教えることができないのであれば理解していないことと同じ。これは自分のためでもあると教えることに対して前向きに捉えるようになり、新人とも関係は比較的良好でした。関係良かったよね?笑

だがある程度教えることも定着が進み、また一人新人を見ることになりました。給料は何も増えないのか?笑

そうしているうちに教えること、人の面倒を見ることは好きだけどこの時間のコストは何になるんだろうか?と考えるようになりました。

会社のためではあっても自分のためになるかというと学ぶことはあったがこれが続くと時間やコストと見合わなくなってくるな…。

そんな時に京セラ社長 稲盛和夫さんの本を読む機会がありました。

私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の心と、「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られません。自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。

一方、利他の心で判断すると「人によかれ」という心ですから、まわりの人みんなが協力してくれます。また視野も広くなるので、正しい判断ができるのです。

より良い仕事をしていくためには、自分だけのことを考えて判断するのではなく、まわりの人のことを考え、思いやりに満ちた「利他の心」に立って判断をすべきです。
※稲盛和夫 OFFICIAL SITEより

誰の協力も得られない…独りよがり…間違った判断…。

自分の人生を振り返った時、部活では誰よりも上手くなるように練習し、チームが勝つように主将として後輩の指導やフォローを全力でしてきた。

なぜ社会に出てすることができずに自分のことになってしまったのか。給料というお金に目が眩んでいてしまったのか…。

そして上司と教育について話す時があり、上司がこの部署をまとめる上で何を意識してるんですかと聞くと

「メンバー一人ひとりがうちの会社での力ではなく、一社会人としての力をつけ、人間としての魅力をつけさせることだ」

私の人間力の無さを実感しました。

人に興味をもっと持とう。いろんな人と出逢おう。私はまだまだ井の中の蛙であり青い。

明日もまた初めましてと新たな出会いを求めて。






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