海鞘日記(2024.7.6)

◎本日の短歌

筆走る爽快感や芸術の神より賜る小さき宝か

無知である事を覚れば勉強も愈よ益々楽しかるべし

(早熟の天才　ヴァイオリニスト　渡辺茂雄さんの
アヴェ・マリアを聴いて)
異郷の地終戦直後のアメリカに渡りし君の苦難を偲ぶ

重い水重い油も在りぬべし言葉を知るは物を知ること

軽水素重水素はたトリチウム化学の恩師に会いたくなった

良き詩は存外すっと書けるもの其を創りしは吾にはあらで

英単語名詞のイメージつかむため歴史も科学も文化も学ばめ

恋の歌詠むのはいみじう面映ゆしアベイラブル歴はや十二年

英書なる百科事典が家に欲し紙の本置く御殿に住みたし

生きること自体が学びに満ちている何する時も勉強するぞ

カリュウ

十首詠みましたが、降って来てない感の歌の羅列ですね。すみません。

辞書を繰る車窓に映る景のごと一語一語が飛び去りて往く

という歌は私なりの実感がこもっていてすっとつぶやくように詠めたのです。そして自分の詠んだ歌ではないような気がする。そういう歌をたくさん詠めるようになるのが私の理想です。「我のない歌」と言いましょうか。

俳句は先生について学ぶ機会があったのですが
短歌は百人一首に触れたり、教科書で読んだ程度なので(それでも、なぜか賞は2回取りました)短歌を真剣に取り組んでいる方のnoteを読むと恥ずかしくなります。

短歌研究などの雑誌を買って憧れる先生を探して、
教えを乞いたいと思っています。
もちろん英語の勉強が落ち着いてからの話です。
(いつになることやら)
それまでは毎日三十一文字のリズムが体に染み付くように頑張りたいと思います。


◎本日の俳句

蒸暑し蹴りを入れけりまた悪夢

半夏生身体がだるい目が重い

アイスティーそらそらソーダそらソーダ

あの人は七夕eveに何思う

粉末のメロンソーダだ懐かしい

孟春

数だけ揃えた感が。。。
リズムの訓練したと思いたい。

「書かされている」という感覚に久しぶりに昨夜なりました。レベルは低いのかも知れませんが、
そんな時には自分の能力以上の作品が出来るような気がします。

すごく早く文字が入力出来て勢いがある。
1〜2時間で書き上がってしまう。
人生の内で2回ほどそういう経験があります。
不思議な感覚です。

そういう気持ちをまた味わいたくて書いてるのかも知れません。楽しいです。


辞書を書き写す勉強法というのは、
とても誰かにお勧め出来るような方法ではありません。
絶対単語は単語帳を何周も読んで覚えたほうが効率が良いに決まっています。
ただ、それが苦手な方もいると思うんです。
私がそうです。

私は根気強く学ぶのが苦手です。
辛抱強く興味関心のないことを義務で学ぶということが出来ません。
しかし、歴史だけは小学校の頃から好きでした。
興味関心が湧くとそれだけで覚えるスイッチが頭に入る気がします。
世界史はセンター試験の自己採点で97点でした。

それから私はどうでもいいことなら、何でも覚えているという変な頭のクセがあります。
その記憶力をまともな事に使えばいいと思ってきたのですが、辞書を写すという行為はその特性を活かした勉強法であると強く確信するようになりました。

Anglican church なら英国国教会を調べる。
首長はチャールズ3世、カンタベリー大主教が実質トップと記憶する。

phobia は何々恐怖症
phile はギリシア語で好む　ひいきする

take place は起こる、開催される
類義語はhappen , occurなど

全部イメージしてあたまの中に図を書いて覚えると
定着率が良いような気がします。

多分英語に対する興味関心が湧いたから、楽しく覚えられているのだと思います。
今は英語中毒のようになって毎日少しは英語に触れないと落ち着きません。

富田梨恵さんのお陰で、英語の詩を学ぶというアイディアが得られました。
脚韻にだけ目が行きましたが、他にも様々な修辞の技法や決まり事があるのでしょう。
それらは英語以外にも自分の作品を書くのに役立ちそうな気がします。

興奮していろいろ書きすぎてしまいましたが、
病気の事もあるので、心を鎮めて日々ゆっくりと頑張りたいと思います。

頑張りすぎも良くないのでリラックスもします。