海鞘日記（2024.6.21)

あれやこれやなんやかやとにかく暑い
炎昼や盆栽の皆しゃんとして
あじさいの哀れ空には雲もなし
六月の青空の果ての残雪よ
柿青葉プラッチックに見える今日
夏草のしおれ方にも違いあり
この夏に「普遍」を見出せるだろうか
蒼天に微塵の曇り無き夏至か
この部屋は母の心の様である
母の留守部屋のあちこち花充ちて
うるおいが溢れておりぬ夏座敷
この居間のこんなとこにも花一輪
食中毒こわいけどおかずたくさん

孟春

沈丁花ダフネの異名あるを知るすでに青葉か君を偲べど
アリナミン飲むか飲まぬか物価高やっぱり止めてストレッチする
このバナナいづくや来たるエクアドル指差し眺む地球儀の裏

カリュウ

ここ数日びっくりするくらい空に雲がなく、農家の方々の水不足への懸念が切実なものだと感じています。
外を歩けば植物も人も暑さにあえいでいました。
庭木の手入れがしっかりされているお家の前を通ったのですが、そこの家の庭木盆栽はきちっと刈り揃えられ葉がしおれている感じがしませんでした。
手入れをされておられる方の愛情が伝わってきて立派だなと思いました。

百敷（ももしき）や古き軒端（のきば）のしのぶにもなほあまりある昔なりけり
順徳院

百人一首

盆栽も好きですが釣忍も良いですね。