マーメイドインパリ

今月はエヴァも公開されてなかなかに映画館が盛り上がってきた時期ですね。
観たい映画も山ほどあるんですが、ちょっと体調崩してしまってその治療に専念するため行けずじまいです。
落ち着いたらいっこずつ消費していきたいなあ。

そんな訳で先日観てきた作品を。

マーメイドインパリ
舞台はフランス、恋に破れ恋することを諦めたガスパールと、美しい歌声で男性を魅了し、心臓を破裂させてしまう恐ろしい人魚のルラの物語。
観た感想としては童話や絵本を見ているような感覚でした。
難しいことを考えずに感覚や直感、その場の感情で観るような良い言い方が見つからないんだけど、とても素直で単純であってそれでいて美しい映画でした。

ただ、少し説明して欲しい所とかは何ヶ所かあったかなあという印象。
なぜルラは入江で倒れていたのかとか、ガスパールの恋を諦めたきっかけとか。
そこら辺は他の方のレビューも見たんですけど皆さん同じこと思っていたようで笑


でもほんとに徹底されたファンタジーでした。
観たあともフワフワと気持ちが浮かぶような感覚というか、あんなに可愛らしい世界観を観た後に残った感情が幸福感で満たされるというか。
そこら辺はさすがフランスって感じです。

最初はお互いなんとも思っていず(むしろルラはガスパールの命を狙っているほど)、でも少しずつ距離を詰めていって、お互い一緒にいることが幸せそうな姿にニヤニヤしてしまいました。

なんと言っても印象的だったのが、自分が恋をしたことを認め、ルラがポロポロと真珠の涙を流すシーンですね。


とにかく美しくキュートだった。
人魚の涙は真珠だってよく聞いたことのある話ですが、実際目の当たりにするとこんなにも美しい涙があるんだなあと。
このシーンが一番好きなシーンかもしれないです。
他にも水中で2人が心を通わせて泳ぐシーンとか、ルラがおめかしするシーンとかたくさん素敵なシーンはありました。
可愛いって正義だよね。
この映画のためにある言葉のようでした。

DVD出たら買ったパンフレットと合わせてまた観たい作品です。
とても幸せな気持ちになれる作品でした。

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