あの頃は
今日新しいバンドの初ライブが終わった。
ステージに立つこと自体が3、4年ぶりくらいなので緊張するかと思いきや思いの外楽しんでいた自分がいた。
前のバンドでは緊張がずっと続いて楽しめる余白がほぼ無かったものの、今回はなんだか違う。
そもそも昔はよく責められることが多かったので「ミスったらまた怒られる」とかマイナスに捉えることが多かったのかもしれない。
それなりに楽しかったバンドなわけなんだけども。
でも今は例えば近所のガキが「遊ぼうぜー!」と声をかけてきたような感覚で始まったバンドだから、本当に伸び伸びと楽しみながら音楽を続けることができてる。
それもメンバー2人のおかげなのかもしれない。
何も持っていないとレッテルを貼られ続けた数年間が一気に爆発したかのようだった。
「ナタリーのベースは良いよ」
そう言ってくれたのである。
照れ臭いような、でも素直に嬉しいような。
まあまだ精進しなければならないところはまだまだあるのだけれども。
言葉に甘えていてはいけないのだけれども。
そして初ライブは「ライブってこんなに楽しかったっけ?」と思うくらい、名残惜しいくらい楽しかった。
あんなにステージでニコニコしながらはしゃいだのは初めてだと思う。
汗だくになりながらもぴょんぴょん跳ねたり首振り回したり。
音楽の本当の楽しさをやっと見つけられた気がする。
もう暫くは音楽とは縁は切れないな。
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