【漫画】呪術廻戦0〜9巻読了
周辺で大変評判が良く、気になっていたので大人買い。
なるほど、面白い。
キャラが程よくドライでともすれば殺伐としそうな空気なのに、カラッとしていて距離感が心地よいです。
主人公についてコラムで突き放したようなことを言っていて驚いたのですが、キャラや物語と距離をとって付き合っていくタイプの作家さんなのでしょう。
それがこの空気感を生んでいるのでしょうか。
それにしてもこの作品は、キャラの切るタンカがとてもいいですね! 歯切れよくて鋭くて言い訳がましくない。
バトルや異能の書き方もカッコいいですし、少しウェットになる場面や、コメディシーンも、必要以上にキャラに肩入れせず、それでいて引き込まれます。
非情な部分を書くときの筆致もまた克明で、残酷な事も淡々としっかり書き記す手付きにすごみを感じます。
好みか、と聞かれると好みの漫画ではない…はずなのですが、続きが読みたくなってしまっています。
本誌読者の方向からは悲鳴が聞こえてきてひやひやしますが、とても楽しみです。
禪院真希さんが好きです。
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