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【BOS】衝撃のトレード成立:Alex Verdugo放出、3人のNYYピッチャーを獲得

*見出しの画像はClutchPoints.comから引用しています

日本時間12月6日にまさかのトレードが成立した。。。
私がこんなに呑気に「RedSox全然トレード積極的じゃないじゃん」と思いながら、Xを見るとこんなツイートが、


さらに、私が家に帰ってきた時、助手さんがトレード一時間後に記事を投稿しており、これを見ました。

これは読者さんにとってはただの記事ですが、わたくしミミマルにとってはBOS側の見解もいるという暗示に思いました。なので、助手さんほどの記事は書ける自信はないのですが、皆さんに少しでもBOS側の見解に耳を傾けてくれるよう頑張りたい。

このトレードはかなり珍しく、理由としてトレードが宿敵同士のNYYとBOSで行われたからです。BOSとNYYがトレードを行ったのは1969年以降たったの7回です。

ということで、この記事では簡単にこのトレードがどのような影響が与えられるのかを考えよう。


①Right Fielderの不足&全体的な守備力の低下

まず、はっきりと申しますと、このトレードは我々にとって当初から噂されていたものの、実現するとは思わなかったトレードです。
まず、こちらをご覧ください。

まず、Alex Verdugoの守備指標のRange、Arm value、とArm Strengthを見てみましょう。Rangeは67と中々貢献、Arm valueはそこまででも、Arm Strengthは95とMLB屈指の強肩を持っていることがわかります。
さらに、実力が確かな証拠として、彼は2023年のRight FielderのGG賞ファイナリストでした。
さらにさらに、彼はRight Fielderとして142試合出場しているため、彼の後釜は誰になるのか、気になるところです。

Christian Arroyo がある程度RFができるが、それでもAlex Verdugoほど守備は良くないだろう。

去年は守備職人であるXander Bogaertsが放出された。今年はある程度年になっても健在な守備力はあるVerdugoが放出なると、外野の守備にかなりの影響を及ぼすであろう。

②打撃面でも悪影響

あのゆったりとしたフォームから振り下ろす豪快なスイングが魅力的なVerdugo。
打球速度は対して早くなく、長打系のヒットはさほど期待できません。しかし、彼は実はかなりK%(いわゆる三振率)が15.4%低く、xBA が毎年高いです。特に2022、2021年のxBA はMLBでTop10位以内と良い数字を叩き出している。

Boston Herald.com より

実はVerdugoのxBAである.278はチームでRafael Deversに次ぐ2位であり、とにかくヒットが期待できるバッターを放出してしまっては、ただでさえ弱くなり始めているBOSバッター陣に追い討ちをかけることになるだろう。

③三人のピッチャーが投手陣に厚みをもたらす

今まで悪影響しかない書いていないこのトレードですが、当然メリットもあります。この三人のピッチャーが将来BOSのピッチャー陣を引っ張る(かも)しれないピッチャーたちだということです。ということで、三人づつ紹介していきたいと思います。

Richard Fitts 23歳 190cm 104kg 右投右打

milb.comより

Richard Fittsは2022〜2023年の間、マイナーリーグで活躍した期待のホープです。彼は2021年の6巡目にNYYに入団しています。NYYのプロスペクトでは12位に入っており、BOSのプロスペクトでも10位にいます。まだ一度もMLBに出場したことがないものの、今年、ヤンキース傘下のSomerset Patriotsでは11勝5敗とAAの選手の中ではトップクラスの成績をマークした。さらに、K/9は9.61とかなりハイレベルなピッチャーなのである。ただ、ヤンキースにいれば壁は当然高く、Drew Thropeなどのピッチャーに比べれば劣る方である。

恵まれた体格から投げるフォーシームは圧巻の一言で、絶好調の時には97mph(約156km/h)と、中々の快速球が出るほどです。変化球もスライダーチェンジアップがあります。主な改善点としては、コントロールが乱れやすいところです。やはり、速球派投手の宿命といいますか、コントロールは良くないとのことです。さらに、変化球にはまだ改善点が多くあり、特にチェンジアップはストレートと対して変化が変わらないようです。

しかし、将来の有望株として考えれば、期待はかなりできます。さらに、彼は2024年にMLBに昇格できると思われます。彼が先発陣に影響を与える可能性は十分にあります。


Greg Weissert 28歳 188cm 106kg 右投右打

NJ.comより

続いてはGreg Weissert選手。彼は2016年の18巡目にNYYに入団し、2022年にMLBデビューした選手でもあります。MLBでの成績は通算ERA4.60とまだまだの実力ですが、Minor Leagueでは通算ERA2.9022ホールド51セーブとクローザーとしての才能を見せませた。K/9は11.88と非常に三振率が高く、かなり期待ができる選手の一人でもあります。

Greg Weissertが最もよく使う球種がシンカーでこれは元同僚のMichael Kingのシンカーを真似て習得しました。このシンカーはバックドアシンカーでMicheal King級とも呼ばれております。球速も94mph(約151km/h)と十分な速さを誇っております。他にもスライダー(時にはスイーパーとも呼ばれる)や、カットボールチェンジアップなどの変化球を持っており、緩急をつける球も持っております。このスライダーとシンカーは特に左打者にとってかなり厄介なものです。

彼は29歳とピークは過ぎてきたが来年からブルペン陣を担うことのできるような選手であり、BOSのピッチャー不足を補ってくれる選手でもあります。

Nicholas Judice22歳 203cm 104kg 右投右打

最後の選手はNicholas Judice選手です。そもそもですが、彼はかなり身長が高く、三人の中で最も恵まれた体格と言えるでしょう。彼はルイジアナ大学で先発ピッチャーをしており、NYYに8巡目(全体252番目)に指名されました。現在はTop Prospect175位と、まだまだ成長が期待できる選手でもあります。

主な球種はフォーシームスライダーです。特にフォーシームは大学時代から鍛えているようで、去年は平均87mph(約150km/h)でしたが、今年の春にはなんとフォーシームが100mph(約161km/h)までにと成長していきました。スライダーも80mphと速度があります。チェンジアップはほとんど使っていないものの、緩急をつけるためなら使えなくもありません。大学時代は先発として起用されましたが、球種が少なく二球種リリーバーとしての期待も高まっております。

彼はまだプロ野球の世界で一球も投げておりませんが、快速球ピッチャーはスピード不足のBOSのギアを上げるのを手伝うだろう。

最後に

最後に、この補強は一見BOSが不利に見えそうですが、この三人のピッチャーがなんらかの急成長を遂げれば、BOSのピッチャー陣が厚くなり、悪くはない補強とは言えるでしょう。自分はMexico代表のVerdugoが特に印象に残っているため、結構寂しいです。。。

こんな長く書いている途中にTyler O'neillがBOSにトレードで来ました。さらに、かのShohei OhtaniがLADにも来ました。やはり、トレードというものは疾(はや)きこと風のごとくですね!
一応次回はTyler O'neillのことについて書く予定です。

それでは、今日はここまで、SAYONARA👋

参考文献


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