漫画「PPPPPP」1・2巻 感想
1,2巻を読んだ感想です
ネタバレ含みますのでお気を付けください。
僕の中でちょっとしたブームになっているこの作品。
単行本を買ってまとめて読んだら、さらに面白い!!
圧倒的な天才たちに立ち向かっていく凡才の物語っていう設定が、王道だけどやっぱり面白い。
こういうバトル漫画じゃないけどバトル漫画要素が強いというか、しっかりジャンプしているというか。僕の大好きな系統の漫画です。
そういう意味では、アクタージュが好きだった人は絶対はまると思います!
僕にとってこの漫画の一番のお気に入りポイントは、やはり独特な世界観です。
これは好き嫌いがはっきり分かれると思いますが、この漫画の絵はとてもユニークで、唯一無二の世界観が広がっています。
フルスさんの演奏を初めて聞いたシーンを見て、これは見たことないな、すごいなと感動しました。
演奏中に見せられる映像の表現も秀逸です。ほんとに素敵。
またストーリーも分かりやすくていいですよね。
6つ子一人一人と戦いながら主人公が成長していくという大枠がしっかりしているから、安定して面白くなるだろうなと。
ただまだ二人目だけど面白すぎて、この先ネタ切れとかで失速しないか心配になる。それくらいエンジン全開で物語が進んでて読みごたえがありますね。
頼むから打ち切りだけはされたくない!完走してほしい!!
あとテンポの良さと繊細な表現がこのストーリーをさらに引きたてていると感じました。
とにかく展開が早くて、説明よりもストーリーの進みが優先されている感じがすごくいいです。飽きることがない。
また、キャラクターの心情やバックグラウンドを少ない描写で表現するのがすごく上手だなと思います。
少ないコマで無駄なく、けれど大事なところをしっかりと描くから、細かい心理描写やそれぞれの過去が、シンプルだけど繊細に伝わってきます。
ストーリーのスピード感とそこら辺の表現の簡潔さが完全に僕好みでした。
こういったところはチェンソーマンに近いなと思います。
今のところ特に好きなシーンは、ラッキーがフルスさんの願いを叶えてあげたところです。
セリフと絵のバランスというか組み合わせというかがとてもよくて、二人のその先の関係性を作る大事なシーンを、ここまで簡潔かつしっかりと描かれているのがすごいなと思いました。
こういった没入できる世界観の漫画が僕の中では久しぶりで、どっぷり沼にはまってます。早く続きが見たい。見た過ぎる(笑)
作者のマポロ3号先生様、ありがとうございます。
以上で感想は終わりです。
とにかく面白いし、フルスさんがめちゃ可愛いし、”バケモノ”ラッキーの成長も気になりすぎるので、もっともっと人気になって連載続いて、アニメ化もしてほしいです。
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