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結婚式って家父長制のかたまりみたいだ

最近の英会話の教材の話題が結婚式だったので、日本の結婚式について改めて考えています。すると、何となく「女性側が挙げたくて挙げるもの」「女性が主役」というイメージだけど、実際には家父長制のかたまりみたいな行事じゃない?と思えてきました。

こんなに新婦がしゃべる結婚式は初めて、と言われた私の結婚式

私は運良くコロナの流行が始まる少し前に結婚式を挙げることができました。その結婚式のあと、親戚のおじさんに言われたのが「こんなに新婦がしゃべる結婚式は初めてだった」という言葉です。

結婚式というものを思い出すと意外にも新郎新婦はあまり話しません。上司が挨拶したり、友人が余興をしたり、新郎新婦も前にはいるものの声を聞く場面はそう多くないでしょう。新婦がマイクを持って話すのは両親への感謝の手紙くらいです。
移住してからも首都圏や関西にいる友人の結婚式に参列する機会があったのですが、移動に時間もお金もかかるためか、公式の二次会をやる結婚式が減ったためか、友人と十分な交流ができずに残念に感じることが増えたように思います。

私の結婚式の話に戻すと、例えば最初と最後の挨拶は夫と私が半々で話しました。ゲストは両方がお招きしているのに、夫しか挨拶しないというのもおかしな話です。私側のゲストのほとんどが県外から来てくれたため、できるだけ私らしさを感じてもらえたら、と思っていました。
その他にも参列者の紹介を新郎新婦それぞれから行ったり、余興で行ったグループワーク?の発表にコメントしたり、結構出番がありました。

会社の人は呼ぶ?呼ばない?

最近は会社の人を呼ばないことも多いと聞きますが、私が参列してきた結婚式の多くは新郎新婦ともに務めている会社の人が参列していました。

一方で、私の結婚式は夫は仕事関係の人は全く呼ばず、私も東京時代に仕事でとてもお世話になった方を数名お呼びしただけで、仕事の人がいるという感じではありませんでした。
これは夫の「仕事関係の人がいると気を遣って楽しめない」という考えによるもので、私自身はその人との関係性によるかな、と思っています。実際、職場の先輩の結婚式に、会社の人たちと一緒に参列するのはそれはそれで楽しいものでした。

しかし、参列した結婚式の中には、立場上の偉い人が来ていて、結婚した当人のことをそれほど知らずに(立場が上すぎて接点がなくて)挨拶をしているのかな、と感じられるものもありました。そういったものは形式的でつまらないな、と感じてしまいます。

何のために結婚式を行うのか

コロナの影響もあってか、結婚式を挙げる人はますます減っているようです。私もそのせいか(あるいは年齢のためか)コロナ以降、結婚式に参列していません。私の夫なんて自分の結婚式以外の結婚式を経験したことがありません。(そのせいでイメージが共有できず、準備に苦労しました)

私自身は自分の結婚式がとても楽しくて、過去にもたくさんの楽しい結婚式に参列していて、結婚式という文化がなくなるのは寂しいなと思ってしまいます。
これまで書いたような慣例は全て無視すれば良いような話で、誰のためにどんな結婚式を挙げたいか、自由に設計し、結婚式を名目にした楽しい会がまたたくさん開かれたらいいなと思います。私もまた参列したいです。

余談。異性の友人を結婚式に招くのは非常識?

ごく最近ですが、異性の友人を結婚式に招くのは非常識とされている、という話を初めて耳にしました。最近は理解も進んでいるけれど…という前置き付きでしたが、宮崎という地域柄でしょうか?
私も熊本出身ですが、九州の結婚式に参列したことがないのでよく分かりません。少なくとも首都圏で参列した際にはそれを聞いたことはなく、私自身も異性の友人の結婚式に参列したこともあったので驚きました。

ここまで私の経験だけで書きましたが、結婚式を紐解いていくと何だか色々なものが見えて面白そうです。またテーマとして扱ってみたいと思います。

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