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Day34 フランスのゼロウェイスト・ワークショップ参加

私は大学に入って以来、ゼロウェイスト(ごみ、主にプラスチックごみを限りなくゼロに近づけるライフスタイル)に関心があって、自分でも色々トライしてきたのですが、日本ではなかなか難しい。衛生意識が高いからか、なんでもプラに入っているし、コンポストも普及していない。菜食主義についても、難しさは然り。

でもヨーロッパ、とくにフランスではかなりこうした動きが盛んになっているので、実際色んな商品やイベントを試してみたいなと思っていた。

そうしたら、隣の学生寮でゼロウェイストワークショップをやる、という告知が!
ルーアンにゼロウェイストの団体(Zéro Déchet Rouen)があって、そこが主催してくれるらしい。https://zerodechetrouen.org/

留学生向けのイベントではないので、完全フランス語で、ちょっと勇気が要りましたが、申込み。学生であれば、材料費なども無料とのこと。やったぁ。

いざ行ってみると、参加者は同年代くらいの方が8名。講師が一人に、アシスタント二人とこじんまりした感じ。

講師の方が、なぜゼロウェイストが今必要なのか、今の消費社会がどんな問題を抱えているのか、等を語りながら、以下作り方を教えてくださいました。

リップバーム
固形シャンプー
万能洗剤
シャンプーの材料を湯煎ボウルの中で混ぜる(ための準備)

ただし万能洗剤は作ったわけではなく、クエン酸をもらってきただけ笑。ここに、savon noir(黒オリーブオイル由来の石鹸の元)と水を足して使うようです。
シャンプーは、界面活性剤だったか何か緑の粉を入れ、これが緑茶と土の間みたいな匂いがする。日本人的に(?)馴染みのある匂いではあるけど、嫌な人もいるかも。使い心地は…試してないので分かりません。
リップバームはとてもきれいに出来たし、固さも程よく、日常使いできそう!

まぁ今回作ったものを、私が実際どれくらい使うはさておくとしても…
フランスではこうやって、町にゼロウェイストの団体があって、そのイベントの告知を学生住居管理業者(Crousという)がメールでして、すると実際に興味ある人が集まる。
日本だったら、ゼロウェイストはまだ結構ラディカルに聞こえると思うし、イベントとかをやっても「意識高い系」と敬遠されそうな気がする。
だからマインドセットの部分で、日本はまだまだなんだなぁと思う。
一方でフランスで根付きつつあることに勇気づけられ、日本でもきっともっとポピュラーになる日が来る、とも思えたのでした。(自分もなにかアンバサダー的な活動をするべきだろうか…)

とにかく、フランス語で、自分のライフスタイル面での関心にあったイベントに参加できたのは、とても嬉しいというか光栄なことでした!講師の方にお礼のメール書こうかな。


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