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生き辛い世界で芸人として生きる意味。
よし、今日も生き辛い(通常運転)
— 野村尚平 (@prima_nomura) September 23, 2021
野村文庫、思わぬハプニング大爆発からのピークを迎えました
何度か辞めてやろうかと思いましたが優しい人達のおかげで
何とかなりそうです
好きな音楽、聴きながら
森ノ宮へ行こーっと
ほう。のむさんは生き辛いという自覚があるのね。
推しが生き辛いのは悲しくはあるけど、そもそも芸人さんが生きやすい世界とは何なのか。
見取り図をきっかけに漫才劇場を知り、劇場を主軸に活動する芸人さんを知るにつけ、芸を生業にする人に興味を持った。
いろんな生き方がある中で、なんで芸人なんだ?
だってふつーに社会人として働いていればある程度のお金を手に入れることできたはずだし。
30すぎてバイトに明け暮れることもなかったはずだし。
親戚の集まりに行くたびにお金の心配されることもなかったはずだし。
生活の全てを「おもろいか おもろないか」を軸に生きることをしなくてすんだし。
けれど凡人が考えるそんな「安定」とかには見向きもしないんだよな、芸人って人は。けれど令和の芸人たちは、一見とてもスマートに見える。
例えば見取り図盛山さん。
テレビのロケなんかでも、一般人に大してとても丁寧な言葉遣いと気遣い、その場を和ませようとする人。
そして巨漢長髪な見た目からは想像もできないほど繊細な一面がある。
「元カノ全員にLINEブロックされてる」(リリーさん談)なんてエピソード、死ぬほどメンヘラっぽくて、同情を通り越して笑ってしまう。
極め付けは「遅刻癖」。
これはもうふつーの会社員ならクビになる案件。
他にも物をめちゃくちゃ失くすとか、お金を落とすとか、やっぱりちょっと「普通」とはかけ離れている。
「社会不適合者やから芸人やってるんですよ」
と自嘲気味に言うけど、まんざら嘘でもないんだと思う。
続いて令和喜多みな実の河野さん。
彼は自分はまともで会社員としてもやっていける、と言っているのを聞いたことがある。
確かに彼の学歴だけを見るとうなづける。
けど一般人から言わせてもらうと、「シュッとした見た目してて、そんなええ大学出てて、運動もできて(マラソン早い)、なのに進路に芸人を選ぶこと自体がもう芸人」なのである。
そしてのむさんの相方としてめちゃくちゃに不仲な時期がありつつも10年以上やってること自体、もう「芸人」なのだ。
彼らがこの世界で芸人という生き方を選んだということ。
それこそが「生き辛い」故のはずで、彼らから「生き辛い」世界を奪ってしまったのなら、それはもう彼らが芸人として存在し続ける理由を失ってしまうのだ。
だからこれからもこの世界で、ずっとずっと「なんだこれ!!生き辛れー!!!」って叫びながらいろんなものを、生き辛い世界の中で希望と呼べるようなものを生み出して欲しいって思うんだ。
その全てが「芸人」以外の私たちの希望になっているのだから。
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