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ファットエレクトリシャン



「過ぎ去りし美の呪い」という名前の香水らしい。


写真はシーシャに行った時のもの。

何が言いたいかというと、私の呪いの香りに
恨みを述べる。


中学3年生、初めての彼氏。
貴方は赤マルを吸っていました。
結婚して子どももいるそうですね。
煙草はやめたのだろうか。


セッタのお前へ。
お前は付き合った時から二股を三ヶ月していた。
何もかも詰めが甘くて、
助手席は移動させたままそのままだし
待ち受けは二股相手だし、
半年記念日に別れ、寄りを戻したのに
1週間で浮気をした。
なのになぜお前は幸せそうに結婚もして、
子どももいて、挙句仕事までしているんだ。
無職だったくせに。


ブラックデビルのガキ。
私より年上だったくせに何もかもがガキ。
毎週末会っていて、
それでいてやることはやっていて
しかし、付き合うことはなかった。
毎日LINEも電話もして、
でも女が好きだったねどうしようもなく。
私に彼氏が出来たらブチ切れてましたね。
ガキだったあなたは今でもガキでいて欲しい。
私に煙草を教えた大人。とは認めない。


車の消臭剤の君。
私のことを『君』と呼ぶ君。
どうしようもなくセックスが好きで、
人を好きになれないくせに
自分のものでないと気が済まない君。
そろそろ誰かを好きになって
幸せにしてあげてください。
少なくとも私は幸せではなかった。


メビウスオプションイエロー男。
一回り違うくせにお金もない、女好き、
バツイチ子持ち。
それでも隣に2年半も居座りやがって。
私の若かりし頃を返せ。
と思うが、その頃にお前を選んだのは私なので、
もう連絡してこないでくれ。


私たちは一生香りに呪われるし、
香りで人を呪うし、
嗅覚を持っているだけで切ない。

そんなことよりも私、
男に振り回されすぎだろ。



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