海
海。陸と対にある存在。
果てしなく水に満たされ、波を立てる音が響く。
穏やかに揺れる水面は時に荒れ、透き通っていたり、片や濁っていたりと様々な顔を持つ。
海と陸との境界には砂浜があり、岩があり、これもまた様々。
海は良い。
自然を感じられるし、何より眺めていて飽きが無い。
私は時々、五感を働かせて海を感じる。
潮風、匂い、波の音。
水の色、岩に当たって弾ける水飛沫。
泳ぐ魚や蟹、微かに音を立てながら歩くヤドカリ。
堤防や砂浜、波とともに揺らぐ船の上でだって。
サーフィンなどのスポーツを楽しむ人々を眺めたりもする。
自分で釣りなどを嗜むこともある。
海は実に色々な楽しみ方がある。
砂浜に座り、煙草を深く吸う。
燻らせ、肺に溜めた白煙を吐く。
穏やかに波を立てる海を見る。
時々思う。
たまには、海を眺めてるだけのような、一見無意味に思える時間があっても良いのではないかと。
人々には、そういった思考を空っぽにする時間が必要なのかもしれない。
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