北国街道3 牟礼宿→善光寺宿
自然の多い街道を歩きたい。
三国街道と北国街道が思い浮かび、善光寺参りをしながら歩ける北国街道を選択。今まで江戸を目指し街道を歩いた事がなかったので、上越高田宿から南に向け出発します。
2022.08.19
1.スタート地点まで
昨日歩いた牟礼宿の宿が満室の為、妙高高原に宿泊し、始発電車での移動。
あいにくの青空、暑くなりそうです・・・・
2.牟礼宿
歩き始めて坂を昇りきると、りんご畑が現れ、信州に来ているんだなぁと実感します。
街道歩きで宿泊しても早く出発する事が多く、楽しみの朝食を食べることが殆どありません。
本日の青空朝食会場は場所に恵まれ、黒姫山や妙高山を眺めながらのサンドウィッチとコーヒーでした。
3.寄棟屋根の家
たくさんの寄棟屋根が残る、飯綱町・平出地区。どの画像も、色・形・空のコントラストが美しく撮れてます。
下り坂の途中から、善光寺平(長野盆地)が見えてきました。善光寺に会える楽しみと、美しい自然の風景とお別れの寂しさが交錯します。
街道を歩いていると、屋根などに”水”の文字が刻まれている家をよく見かけます。
最初は水除けかと思っていましたが、川の近くではない家にも刻まれているのをよく見かけて、おかしいなと思っていたら、火除けの意味でした。
4.田子池
道沿いの草に覆われた斜面に階段を発見。みつけてしまったら昇らないと気が済まないので、草をかき分けて急斜面を昇ると、ものすごい数の石仏群が、67基もあるそうです。
暑い中昇って良かった〜!
田子池という池が突然現れます。
深緑に濁っており透明度がほぼゼロなのですが、白鷺などが旋回しているので、何か生き物がいないかじ~っと眺めていると、次から次へと小さな生き物が息継ぎをしに浮上をしてきます。魚の動きとは何か違うとみつめていると、子どもの掌くらいの、大きな大きなおたまじゃくし!動きがかわいくて暫く眺めていました。
長野県は火の見櫓の数が圧倒的に多い地域です。設置主体が消防庁ではなく、地域の消防団であるため、全国の設置数が把握できておりませんが、長野県がナンバーワンの様な気がします。
境内社の中に珍しく養蚕社がありました。養蚕業が盛んな地域であった事を垣間見ることができます。
5.新町宿
沿道の温度計、08:17に20℃だった気温が10:26には30℃に、2時間で10℃の温度上昇は、猛暑日に歩き慣れた埼玉県民でも結構きつかったです。
市街地に入ったのと、急激な温度上昇で、歩く集中力が落ちてきます。
歩くにも集中力が必要なのです。
6.善光寺宿
沢山の愛鳥家がものすごい望遠カメラで、木の上の方を覗いてます。訊ねてみたところ、毎年巣作りするチゴハヤブサの雛が巣立つ瞬間を見にきているそうで、この時期の風物詩なのですね。
建物の雰囲気が、善光寺に近づいている事を知らせてくれます。
善光寺に到着。
まだ中間地点なのですが、なんとなく終わった様な気分になります。ご開帳が終わった後なので空いており、暗闇のお戒壇巡りや、本堂のど真ん中で30分くらいぼ〜っとしたり、いい時間が過ごせました。
7.表参道
街中にオリンピックレガシーが残っていました。
長野オリンピック懐かしい、仕事で何度か競技場に行ったことは、一生の思い出です。
もう少し先まで歩こうかと思ってましたが、善光寺に立ち寄ると、今日はこれ以上進んでは失礼な気がしてきたので、本日はここまで。
あと3日かけて追分宿を目指します。
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