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らじみくサミットの件❹

ハイ前回はこちらー。

終わってからもう3週間経つじゃないの。
しかもこの記事も3回で終わらすつもりが、とうとうオリンピック始まったじゃないか。

まああちらも開催前なのに、連夜アルプス1万尺クラスの大玉花火を打ち上げたりして、四方を延焼させつつもなんとか開催に焦がしつけた、いや漕ぎ着けたわけですね。
ほら、イベントってトラブルが憑き物、いや付き物ですから、主催側の末席の横の廊下で正座してる僕のような田舎の中年だって、多少ながら気持ちわかりますよ、誰の気持ちかはさておきね。

さて、そんな流れで『らじみくサミット』のハナシに移行します。
今回は前にも書いたようにリアルのホールイベント+物販ブースという形で考えてました。
まあ、マジカルミライの1億分の1程度の規模のものと言えばイメージいただけると思いますが。

コロナ禍によってオンラインのみになってしまいました、という結論を出してしまったわけですが、やはり運営側としては物販もどうにかしないといけなかったわけです。

もちろん僕だって会社員の端くれですから、売り上げということはとにかく大切です。
しかし、一番気になっていたのは、商品開発に関わってくださった業者さんや職人さんのことです。

グッズについては、さまざまな方から意見を伺いつつ、今年の1月には企画に入ったものもあります。
そんなわけで長い方では5ヶ月以上のお付き合いとなります。
その間担当された方とは商品企画の傍で初音ミクについて語ったり、そこから興味を持っていただいたりと、とてもいい関係を築きながら、なおかつ素晴らしい商品を開発いただけたのです。

それが「コロナで売ることができませんでしたごめんなさい」はあまりにも悔しい。
せっかくみんなでノッて作ったものですから、なんとしてでもファンの皆さんの手に届けないと。

前に書いたように、知人の感染で濃厚接触者として2週間も自室軟禁だったんですが、この間もネット経由で調整ごとをしてたんですよ。ただ寝てるだけじゃなかったのよ。

実はリアルで開催した場合、来場できない方にステージの模様を配信することは決めていたのです。
その場合、グッズは会場に行かなければ買えないことになり、外出を制限された地域の方を無理やり名古屋に来させることにもなります。それじゃ配信する意味もありません。

そこで通販を考えるわけですが、自分が配信を観ている立場で考えると、配信ポータルから通販サイトへの誘導が面倒だなと思ったんですよ。

この1年、僕自身オンラインライブはいくつか見たんですけど、グッズ売り場は画面、もしくは配信概要にちょろっと書かれるだけで、ダイレクトに繋がらないことにちょっと不満だったんですね。

●ouTub●ではそもそもグッズ販売等の導線がない。
ニ●ニ●生放送から●コ●コ市場へというルートもあるんですけど、普段ニ●●コを使ってない方には入り口として狭すぎる。

ブラウザレベルでライブコマースとまでは行かなくとも、配信サービスでそのままグッズが買える…具体的には配信チケットとグッズを同じカートで決済できるようにできないかな、と思ったわけです。

この方法が2週間の軟禁中である程度固まったことも、オンライン開催を決めた理由となります。

もちろん、オンライン化によって人が集まらずに済んだということは、逆に集客面ではマイナスに作用したでしょう。
それにグッズには送料が付きますし、僕らもサービスを利用するための手数料を支払う必要があり、必ずしも経済的に成功とは言えない状況ではあります。

ただ、お見せした内容と、ご購入いただいたグッズは値段以上の価値があるものをと考えてきました。
そしてスタッフやゲストをはじめ、関わっていただいたすべての皆さんの協力で実際にカタチにできたと思っています。

コロナ禍で決してすべてが思うようには行かないのですが、だからと言って足踏みすることなく前へ行きたい。
それはサミットが終わった今なお、ずっと考えています。

とにかく「らじみく」はキャンペーン番組ですから、やがて終わりはやって来ます。
だからこそ、近い将来、番組ファンの皆さんに直接ご挨拶できる機会を作りたい。
今はそのことを目指しています。その時は、グッズを実際に見ていただいて買ってやってください。

そんなところで現場からは以上です。

ラジオ局勤務の赤味噌原理主義者。シンセ 、テルミン 、特撮フィギュアなど、先入観たっぷりのバカ丸出しレビューを投下してます。