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らじみくサミットの件❸

 ということで、前回はこちら。

おさらいすると、『らじみくサミット』は7/3に開催しました。
別に元日スタートの『RADIO MIKU』ハーフアニバーサリーというわけでも、『RADIO MIKU EX』2クール突入記念というわけでもありません。

たまたま9月までの間、名古屋市内のすべての公的ホールで、この日の名古屋市公会堂しか空いてなかったからです(ガーン)。

いや、真面目にリアルイベントやりたかったんですよ。

今回の初音ミクコラボは、言うまでもなく9月1日にやってくる開局70年にちなんだものです。

「民放第一声=ハジメテノオト」という表層的な立て付けはもちろん、想像して創造へ繋げると音声文化の共通点、DXのもたらした音楽制作のあり方、若年層に支持されている合成音声の魅力、コロナ禍以降のエンタメの在り方など、さまざまな意義を盛り込みました。

「なぜ名古屋国ごときが」「どうしてラジオやねん」「なんで当社が」「うちの番組を差し置いて」など、各方面からの突き上げを想定し、1年半に及び社内外でさまざまなロビー活動を展開してきたわけです。

だから、どうしても今年9月の開局記念日までに、放送以外のことをやっておきたかったのであります。
とりわけ番組イベントは、ラジオならではの文化ですし、直接会(略

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恨み節となる恐れがあるため、この節割愛させていただきます。
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❶で書いたような個人的コロナ体験もあり、オンライン配信で落ち着いたわけですが、この7/3未明から朝にかけ、東海地方と関東地方ではとんでもない豪雨に見舞われました。

東京〜名古屋間は新幹線や在来線の鉄道、高速道路は軒並み不通となり、また熱海市では土砂災害が発生し、多くの方が被災されました。

もしリアルで開催していたら、東日本から無事に名古屋へお越しになること、あるいはお帰りいだけないことがあり得たわけです。
いつどんな日に開催しても天候だけは避けようがないとは言え、「オンライン開催でよかった」と思えた唯一の出来事でした。

そして、このイベントに関わる方で唯一巻き込まれたのが、夜の部のゲストであるたかぴぃさんでした。

当日会社へ向かう電車の中でたかぴぃさんから東海道新幹線が動いてないことを知らされ、何度かのやり取りの末、北陸新幹線〜長野経由の中央西線ルートでの名古屋入りをお願いしました。

ご本人がSNSや後日『クリ深』内で道中の苦労を語られているので詳細は割愛しますが、ともあれ、これまでの2ヶ月以上に渡る交流を経た末の、あまりにも忘れられない初対面となりました。

心身ともに疲弊されたであろうに、そんな苦労を微塵も出さず配信に臨んでいただいたたかぴぃさんには、本当に感謝しかありません。

さらに、この翌週には都内の新型コロナウイルス感染者数が急増し、もう何度目か忘れるほどの緊急事態宣言。
いま思えばギリギリのタイミングで開催できたことに、胸を撫で下ろした次第です。

なんとなくキリのいい文章になってしまったので、続きはまた次回で。


ラジオ局勤務の赤味噌原理主義者。シンセ 、テルミン 、特撮フィギュアなど、先入観たっぷりのバカ丸出しレビューを投下してます。