見出し画像

所信表明

発表も終わり、ちょっとした賢者タイムであります。ふぅ(炎上を吹き消す息)。

さて、整理します。

❶『RADIO MIKU EX』は今月26日の放送をもって終了します。

❷『RADIO MIKU』は現在帯番組から金曜24時(土曜0時)の30分番組となります。

❸『らじみく通信』は平然と続きます。
らじみく通信20220313

実は、昨年の秋『マジカルミライ』へ出展していた頃、上記の全てを畳む腹づもりでした。

番組が終わる要件はいろいろありますが、継続させるにも条件がいくつかあり、らじみく関連はそのクリアが難しいと感じてました。

そもそも開局70周年のためのプロジェクトなので、キャンペーン終了をひと区切りとするのはごく自然な流れでした。

以前ツイートで、ブース出展(大阪・東京)から『らじみくサミット2』(名古屋)までを「らじみく3大都市さよならツアー」と表現したことがありますが、少なくともマジミラまではそのつもりだったんです。

皆さんのご意見はさておき、自分としては「ここまでよくやれた」と納得していました。

我々の方向性を決めたおぐちさんのキャラクターデザイン、ラジオとミクさんの関係をこれ以上ないほど表現いただいた瀬名航さんの「時代を超えた遊び場で」、そのイメージをMAXレベルで具現化いただいたMV。
ローカルラジオ局にはもったいないほどのクオリティで、将来有望なクリエイターの皆さんにキャンペーンを彩っていただけたことです。

さらに自分たちも、クリエイターさんたちからの頂き物だけで済ませたくない思いもありました。

ねじ式さんやたかぴぃさん、『EX』のディレクターholyなど各位の協力もあり、2つのオリジナル曲を作り、2度のイベントもなんとか開催できました。
グッズ制作でも、依頼した皆さんが楽しんで参加してくれました。
またマジカルミライには単に企業PRではなく、「らじみく」のありのままの姿をドン引きされるくらいに披露できました。

もちろん僕らの資本である番組も、できることは目一杯やれました。
無印は初音アナのパーソナリティとしての成長が著しく、『EX』ではほぼ毎回、著名クリエイターの皆さんにご出演いただけました。

個人的に思い入れが強いのは、『らじみく生』『らじみく生DRY』の2夜連続特番です。
前者は周到にデザインしたものを生放送で実現でき、逆に後者はたかぴぃさんの電話出演も含め生放送ゆえの面白さを狙ったものでした(holyは大変だったと思いますが)。

失敗したのは『サミット2』の鳩笛だけです。ふぅ(ため息)

振り返ると、キー局の番組でも無理じゃないかと思うほどアグレッシブな1年と3ヶ月でした。
いや、コロナ禍でなければもっとやれたのに、と物足りなさすら感じています。

これらは、リスナーさんからのリアクションが半ば中毒化してできたことで、番組人気の反映でもありました。

それでも、それなのに、諸事情から畳もうと考えていました。

清水藍も僕も、「らじみく」にかける数倍の仕事量を常に抱えていました。
ひとつのことだけさせてもらえるほど、人員に余裕があるわけではなかったのです。

僕のメインの仕事はWeb作業なので、自宅のベッドでごろ寝しながらできるんですが、制作メインの清水はそういうわけにもいかず、その中でよくやってたものだと思います。

いや、実は破綻させちゃった仕事もあるけれども、まあそれはそれで。

だからこそ、「ここまでは無理してもやろう」とゴールを設定する必要があったのです。
ゴールがなければ、心から楽しんで番組を作ることなど出来なかったんですね。
それで社内では「残念ですけど、3月で終わります」と宣言しました。

ところがマジカルミライの後、周囲から「なんとか続けられないか」という声が起こりました。

先に書いた「諸事情」を最小限にして続けられるか、考え直すことになりました。
その結果、無理して現状維持にこだわるより、僕たちが続けられることを優先しました。

『EX』の終了は泣く泣くの判断でしたが、無印を来月から週1回30分で継続したのは、無理なく続けられるという結論からです。

また『セカイ・ステーション』は、いろいろ決まってきた中で突然降ってきたお話でした。
こちらは清水へのご褒美だと思ったのと、『EX』の要素を受け継ぐ企画だったので、喜んでお受けしました。

これらは監修いただいているクリプトン・フューチャー・メディアさんをはじめとする関係各位、また社内の理解あっての結果です。
らじみくは決して痩せ細ったわけではなく、空中分解せずに持続できる最良のカタチを選んだということで、何とぞご理解ください。

もちろん今後もリスナーさんと直接お話したり、我々の創作物をイヤというほど見せびらかす機会も増やしたいと考えています。

なんなら入場料39,000円のみくばんPトークショーも実現しth39hfcnS¥%@&”£€oいやめろ。

そこにも「諸事情」はあります。今はただひたすらに無理なくできる策を練っています。
細かい説明はさておき、「パンツ脱いで待っとけ」という捨て台詞にて替えさせていただきます。

これまでお付き合いいただいた全ての皆さんに感謝です。
今までありがとうございました。

そして今後ともよろしくお願いします。
賢者タイム終了。

ラジオ局勤務の赤味噌原理主義者。シンセ 、テルミン 、特撮フィギュアなど、先入観たっぷりのバカ丸出しレビューを投下してます。