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ゆるめるモ!のオタク ⑥

そして広島でのフェス?だった時の話だと思う。

この日の鍵開けは私だった。しふぉんさんはめちゃくちゃ緊張してて『大丈夫かな?』と言いながら顔がめちゃくちゃ引きつってた。チェキでも珍しくしふぉんさんの顔が引きつってて呑気に笑ってるのは私だけだった。私は『大丈夫だよ!見てるよ!』しか伝えれなかった。だんだんオタクと話してるうちに緊張が解けてきたのかループしてると笑顔になっていってホッとした。

そしてこの日のチェキの時間もめちゃくちゃオタクの話が出てきてだんだんと私は不貞腐れてしまった。時間を取られた気がして悔しくて悲しかった。ループしても出てくるのはまたまたオタクの話。オタクがめちゃくちゃいい奴なのよ。いい奴って分かってるだけに嫉妬した。あとは好きって気持ちも伝えれなくなったのかと悲しかった。

更に『最近泣かなくなったね』って言われてしまった。私もそうだなと思った。前ほど会えた!!!嬉しい!!!ってのよりも、またオタクの話するのかなって思うのがきつかった。なんか愛が冷めてしまったみたい。

そのオタクもしふぉんさんとチェキ撮ってたんだけど、その時私の話をしてたらしい。少し嬉しくなっちゃってもう1回チェキ券を買い足した。

鍵閉めは私だった。最後に『いつもすごい応援してくれるの分かってるよ。ありがとう。』って言われた瞬間ドバドバ泣いてしまった。私はこの頃くらいから多分ちゃんと応援できてなかった。めちゃくちゃオタクに嫉妬してたから、いつもみたいな嬉し泣きもあったけど、ごめんなさいの涙だった。泣きすぎてオタクが私を引き取りに来てくれた。オタクに対してもごめんなさいの気持ちだった。

ライブはしふぉんさんの心配がいらなかったくらいに盛り上がった。周りからゆるめるモ!めっちゃいいやん!赤い子めちゃくちゃいいね!って言われて鼻高々になった。やっぱり自慢の推しだった。

そしてその後からゆるめるモ!のライブの形式が謎になった。男限定、女限定の2部形式、学生限定、社会人限定の2部形式などになった。なので好きなオタクたちと見れなかったライブは少し寂しかった。そしてチェキはなくなり、ライブハウスを出る時に当たりのブロマイドを引いた人だけがチェキを撮れるという形式になった。

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