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スランプ脱出の2本の鍵🗝

「仕事のスランプ。何をどう改善したらよいのだろう……」
「いまの職場に残る? それとも転職するべき……?」
「人間関係がうまくいかない。どうしよう……」

こうした悩み事を毎日頭のなかでぐるぐるとループさせ、答えを出さないでいる状態は、思考が停止しているようなもの。これを打破するためにすべきことは、きわめてシンプル。とにかく「答えを出してみる」のです。

第28代東京大学総長で、現在は三菱総合研究所理事長を務める工学者・小宮山宏氏は、何かを考えるときの大前提は、「課題(問題点)とそれに対する自分なりの答えを、必ずセットにして考える」ことだと述べています。

情報が飽和状態の現代において、自分の頭で考える力をもつことの重要性が高まっている――そう語る小宮山氏は、優秀な若者の多くに、人に言い負かされることを恐れて議論をしないという傾向があると指摘します。

しかし議論とは、勝つためではなく、自分の視野を広げるためや、足りていない知識を補うために行なうもの。課題に対する自分なりの答えを考え出すには、怖がらずに人と話し合うことが大切だと、小宮山氏は説きます。

あなたも、仕事や人間関係について悩んでいることがあったら、人と話し合ってみてください。話をしてアウトプットすれば、自分でも気づいていなかった本心が見えたり、思いもよらない質問や指摘をもらって新しい糸口が見えてきたりするかもしれません。

人生には悩みがつき物とはいえ、悩んでいるだけではあまり健康的とは言えないでしょう。「誰かに話す」ことと「自分なりに答えを出してみる」こと。このふたつを意識して思考停止状態を脱し、解決(もしくは前進)するための第一歩としてとるべき行動を決め、実行に移すことが大切です。

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