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ゴミ捨ての美学

生ゴミ、紙ゴミ、缶びんペットボトルそのほかいろいろ、生きていると必ず毎日ゴミが出ます。
ひとつもゴミが出さない日なんてない。わたしは。
ものすごくエコでSDGsを意識している方なら、もしかしたらそんな事ないのかしら。。
でもゴミゼロで過ごすのは難しい事ですよね。

そんな毎日出てくるゴミの捨て方、人によってけっこう違うなと改めて思うところがありました。

きっかけはこどもの靴です。
ギリギリ履けるけど少し窮屈で履きたがらなかった靴があり、タイミング良く新しい靴をもらったので、玄関の片隅に追いやられていた靴を片付けようと思ったのです。
すると、旦那が靴を手に取り、
『これ、捨てて良いよね?』
と、ゴミ袋へ入れようとしたのです。
『えー!まだ履けるし誰かにあげようよー』と言うと、
旦那は靴の裏をチラッと見て、
『けっこうすり減ってるよ?』と。
しかし私の感覚では、もらった人がえ?!と思うほどのすり減りではないし、踵部分の溝が少し薄くなっている程度。布地部分のへたりもないし、その証拠に中敷きに描かれた絵はほとんど薄れる事なく綺麗なままです。
しかもミッキーとのコラボで可愛いのに…。

あげるにしても捨てるにしても、一度洗ってから考えるから!と、旦那から靴をもぎ取りました。
ここなのです。
捨てるとしても洗いたいのです。
今日までの感謝を込めて、綺麗にしてから捨てたい。

靴だけに限らず、服にしても下着や靴下にしても洗ってから捨てる。
旦那と共有したことはなかったけど、わたしはずっとそうしていました。

例えば下着のパンツがヨレヨレでもう捨てようと思ったとして、履いていたパンツをそのままゴミ袋に入れるのはちょっと抵抗ありませんか?
もし、ごみ収集場所に置いてあるゴミ袋からパンツが透けて見えてたら、当然恥ずかしいし、変な人が漁るかもしれないし。
洗ってあったら見えても恥ずかしくないとかではないので、もちろん見えないように捨てますが、見える見えないではなく、抵抗があります。

いわゆる生活ゴミにもゴミ捨ての我が家のルールがあって、(これは旦那と共有済み。)
カップラーメンやコンビニのお弁当ガラは一度ゆすいで油やタレなど洗い流して捨てる
出前のお皿は洗って返す
個人を特定できるものはわからないように細かくする
潰せるものは小さくつぶす  など。
これらは、ごく普通の事だと思っていたけど、ゴミ集積所に集まるゴミを見るとそうでもないものもあって、人それぞれなんだなと。


使い終わった後の美学。ゴミ捨ての美学。
小さい頃に両親から教えられたものです。

ゴミを捨てたその後で、回収して処理してくれる人達がいる、その人達が少しでも嫌な気分にならないように綺麗に、そして少しでも量を減らす努力をしていきたいなと思うのです。


今回の靴も含めて、こどもの使わなくなった服や靴や小物類は引き取り手が見つかる日まで、もうしばらく保管しておきます。

メルカリでもやってみようかしら。

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