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水イボの話

『いつもの便秘のお薬がきれるから病院行ってきて。
あとついでに体ぶつぶつしてるのが気になるから聞いてみてくれない?』

旦那にお願いして病院へ連れて行ってもらったある日。
旦那からのLINEで水イボだったとの報告が。

水イボ?はじめて聞いた。

伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)とは、伝染性軟属腫ウイルス(MCV)の感染により生じます。
感染は接触感染により、皮膚に微小なキズがあったときMCVが体内に侵入して皮膚の角化細胞に感染を生じます。MCVに感染した角化細胞は膨脹し、分裂速 度が速まって、軟属腫小体と呼ばれる細胞の塊(水イボの芯の部分)を形成します。これが症状としてのイボとなります。

説明を読むと、
そのままでも問題ないけど、人に感染することがあるし、イボが増えていくので、ピンセットでひとつずつとります。幼児の場合は局所麻酔の貼り薬で痛みを和らげて行います。と。

それがうちの子は、ちょっとピンセットでとってみたら泣かなかったので、全部で20箇所くらいのイボを麻酔なしで取ってもらったと…!!

おいおい、すごいな我が子よ。

旦那は我慢強いのがよくわかったよ〜、とヘラヘラしていたけど、そうなのか?

人見知りがちで、外だと自分を隠す傾向があって、病院ではそれがいい方向に作用したのだと思うけど(先生的にはやりやすい、という意味でいい方向)、なんだか強く我慢をしているこどもを思うと胸が痛かった。

患部をみせてもらったらお腹から足にかけて、血に滲んだ絆創膏だらけで、明らかに痛そう。
左内腿に見落とされたイボを2つ発見したので、ピンセットで旦那に取ってもらったら、嫌がりギャンギャンと大泣きし、痛い痛いパパやめてー!と叫んでいた。

素人の治療だから痛かったのもあるだろうけど、そりゃそうよ、これが本来の反応だよ。
痛がる子どもに、
痛かったねごめんね、もう大丈夫だよ、頑張ったねありがとう。
と抱きしめ声をかけながら、
あぁ良かった。ちゃんと反応出来て良かった。心をさらけ出してくれてよかった、
と、妙な安心をしたのでした。

水イボ、白〜半透明みたいな色なので、ぱっと見では気づきづらいです。
お風呂上がりボディークリームを塗る時に、あれ?ざらつき?ぶつぶつしてる?と思ったのがきっかけ。
お腹にあったぶつぶつが、1週間くらいしたら太ももにもできていたのでおかしいな、と気付きました。
ただの肌荒れと思って放置しなくてよかった。
小さなお子さんがいる方、違和感を感じたら小児科で相談をおすすめします〜。

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